「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

2022年11月のブログ記事

  • 薬師寺近くの うのん から 師走のお知らせ

    お勧めの本 春日大社  若宮国宝展の紹介されてます。 うのん から今月のお休み予定 5日(月)6日(火) 12日(月)13日(火) 18日(日)19日(月)20日(火) 26日(月)27日(火) 30日(金)31日(土)から新年1月3日(火) 花の名所 さざんか 新薬師寺 奈良市高畑      不... 続きをみる

  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #讃岐の雨乞い 9 水かえ行事 〇水をかえ乾す 外部資料 香川県香川郡安原村(現塩江市)の百々渕の水かえ乾すと大雨になるという。 ある年の旱りにこの渕をかえ乾したところ、三日三晩にわたって大雨が降ったのち、渕の堤に白い玉が見出された。これは竜神の落とし玉といって、由佐の天福寺に今もあるというから、... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    讃岐の雨乞い 8 雨乞の甕 香川県木田郡川島町(現高松市)上田井の清水神社は古来より雨の神として知られているが 外部資料 この社の境内に大甕二個を埋めた塚がある。甕は古く十二個あったものが三個となり今は二個となっている。 外部資料 社伝では景行天皇の皇子で封を木田郡に受けた神櫛王の造酒用の甕であっ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #讃岐の雨乞い 竜女成仏譚 〇香川県坂出町福江の笠山は雨乞の山である。「古今讃岐名所図会」には 「笠山、又挿山 福江村 にあり 行基菩薩説法の時 竜女姿を現し 玉の笄を残して天上す。後これをこの山の峯に埋めて竜神を祀る。故にこの名あり。夏旱の時 此峯に祈雨すれば必ず験あり」たる。これも行基の教化に... 続きをみる

  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #讃岐の雨乞い 7 雨乞の家筋 〇雨乞師 香川県観音寺神恵院の観臨和尚が裏山で修行中、本尊の妙見菩薩が現れ汝の前身は大蛇である。当山の岩洞中で常に読経を聞いたので人間になったのである。汝の妻は竜女で雨を降らす力を持っているといって消えた。後一美女が現れ 吾は汝の妻たりし竜王なり、 汝に雨乞の秘法を... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #讃岐の雨乞い 6 雨乞の司祭たち 〇竜王の知己  香川県高松市三番町の竜松山法泉寺の了応和尚は高松藩租源英から雨乞を命ぜられ、いったんことわった、たっての請により引き受けた。 十六人漕ぎの大船を大槌島と小槌島の間の槌の瀬戸に出させ、懐中より一通の書状を取り出海中に投じた。そして大雨となるから直ち... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #讃岐の雨乞い 5 竜王と竜神 〇四国地方の竜王信仰  香川県についてみると「香川県神社誌」の載せるところによれば、この地の竜王社は28社に達し、このほか靇社 このほか高靇社という名の社も、この地ではこれをリュウまたはリュウオ社と読むことが多いらしいから(同上書の「社名一覧)の項) これも竜王社と... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #讃岐の雨乞い 4 各地の雨乞いの紹介 〇祭場・祭具の浄化・祭場標示  幡立て 香川県大川郡長尾町前山 雨乞の山である女躰山に幡を立てる。(他にもある) 〇神宝開扉  香川県高松市旧川島町上田井 神社境内の塚から大瓶うぃ掘り出して洗う                               (... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #讃岐の雨乞い ③ 雨乞踊り 三豊郡大野村(現山本町)では雨乞踊りには、豊後・小原木踊りがあり、これは村が二組に分かれ、上が豊後踊り・下が小原踊りを踊る。 中心には筥傘として花を飾った傘を立て、その周辺を花笠(花笠を着た七、八歳の童子四十人ばかり)その外側には小踊り(一、二、三歳より十五、六歳の男... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #讃岐の雨乞い ② 雨乞踊り 四国では讃岐が雨乞踊りの最も盛んな土地である。「西讃府志」は特にこれに関する記事が詳細である。その中でも著名なのは綾歌郡滝宮村(現綾南町)の滝宮念仏踊りであった。これは毎年の夏祭に出るほか雨乞にも踊った。下知といって頭役の者が一人あり、花笠をかずき袴ちけ 大いなる団扇... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #讃岐の雨乞い ① 香川県は雨量が少ないことで知られている。 そのため 雨乞い神事は種種あったと思われる それを 日々少しづつ紹介させて頂きます 雨乞いの歌 「笈埃随筆」によれば正徳2年(1712)讃岐観音寺町の坂本天神で興行された雨乞の俳諧で 「神風の雨こそにほへ夏の草」の発句から始まって花の座... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #旱魃と雨乞い神事 №2 外部資料 奈良県五條市西吉野村八王神社 「雨タンモレ」という言は、古老の話によると、白銀地方の言葉であると教えられたが、後日民族学研究者から「大和地方独特の雨乞いの言葉である」と教えられた。 神輿は川の中央の屋形に安置して、各人一応自宅に帰り夕方から八王神社に区民一同集ま... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #旱魃と雨乞い神事 外部資料 大正2年8月 西吉野村一帯は前後にない日照りが続き、各地でみられないような大被害が発生した。その内池のかかる水田、湧水のみに頼る水田の大半は、枯死状態になり農民はカンカン照りの空を見上げるばかり。何等手の施しようもありませんでした。 それで、あちらこちらのお寺や、こち... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #正倉院の気象 №5 正倉院宝庫の気象観測 宝庫内の気象観測は正倉院気象調査の主体をなすものである。ところが、既にのべたとおり、宝庫は曝涼といって毎年10月から11月にかけて20日ないし30日ほど開扉され、点検 手入れ 展観などが行われているほか、1年中の大部分は閉鎖されている。それゆえ気象観測も... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #正倉院の気象 №4 環境による物質の品質劣化の程度を直接的にしらべる目的で、金属板のきうもり方を測定することを考えられた。定量的な測定が比較的容易なためである。昭和25年(1950)予備テストとして磨き上げた真鍮板(10×10㎝)を、大阪 生駒 奈良(正倉院中庭)に数日間放置し、また別の日に 大... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #正倉院の気象 4 正倉院事務所(鉄筋コンクリート)の室内においた唐びつ(杉材118㎝×185㎝ 高さ49.5戦深さ6せんの冠せ蓋つき 板の厚み2㎝ 塗装なし 有脚と無脚のものは脚の高さ2.3㎝天平時代の品)の中へ自記器と扇風機を入れ、時々スイッチを入れて扇風機をまわした。扇風機にスイッチをいれる... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #正倉院の概要 ④ 奈良国立博物館収蔵庫の気象観測 奈良国立博物館の収蔵庫は、床の高い瓦葺き2階建ての鉄筋コンクリートの庫で、壁面と屋根の間には広い隙間があっけてある。内部は新宝庫と同じようにコンクリート壁面から約60㎝はなして木造の部屋をはめこんだ形になっている。 観測は2階のほぼ中央に自記の温... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #正倉院の概要 3 聖語蔵の気象観測 外部資料 正倉院宝庫では人が入って実験観をすることは許されない。それで、同じ校倉造りの聖語蔵について宮内庁の許可を得て昭和25年(1950)6月5日までの期間に実験観測を行った。 この期間中は庫内数か所に週巻きの自記温度計と湿度計を設置し、また6月16日、7月... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #正倉院の概要 ② 外部資料 勅封と曝涼  宝庫がいつから勅封となたかは詳かではないが、宝庫の開閉は当初から頗る厳重であって、勅許を必要どし、事実は勅封である。 都が平安京に遷る頃から宝庫の曝涼と開検、つまり通風と点検が始められたが、その都度勅使が立てられている。 宝庫の品々は櫃に納めて伝世せられ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #正倉院の概要 ⓵ 外部資料 外部資 正倉院は、奈良東大寺の北西にあり、宮内庁に属する正倉院事務所が管理している。 正倉院については 多くの出版物があるが、宮内庁書陵部から昭和23年10月に発行された「正倉院棚別目録」を参考にしている 1,「正倉院小引」抄録 宝庫  宝庫は南北109尺(33m)、... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    #正倉院の気象 先日から 大和の宝庫内の管理について ブログしました その中でも 正倉院に内容を中心にしました その 元になっている資料をご紹介していきます。 外部資料 内容は昭和24年から34年(1949から1959年)までの10年以上の調査結果です。 正倉院宝庫は1200年にわたり各種の品物が... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から 霜月のお知らせ

    今月のお勧めの本 奈良は日本の始まり 歴史書にない 歴史が豊富に あります。 いろいろ 歴史に思いを巡らせてください。 今月のお休み予定 1日(火) 7日(月)8日(火) 14日(月)15日(火) 20日(日)21日(月)22日(火) 28日(月)29日(火)

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