「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

#讃岐の雨乞い ③
雨乞踊り
三豊郡大野村(現山本町)では雨乞踊りには、豊後・小原木踊りがあり、これは村が二組に分かれ、上が豊後踊り・下が小原踊りを踊る。
中心には筥傘として花を飾った傘を立て、その周辺を花笠(花笠を着た七、八歳の童子四十人ばかり)その外側には小踊り(一、二、三歳より十五、六歳の男子、扇を持つ)さらにその外側には二十歳から三十歳の男子が刀を帯び団扇を持って踊る。この間に太鼓打(陣笠を着、胸に太鼓をつける)鉦打、音頭とり、(大団扇を持つ)が入る。豊後・小原木踊りの名はそれぞれの一曲にこの名の踊りがあるから出た名であろう。
三豊郡姫浜郷(現豊浜町)の姫兵・和田にも雨乞の踊りがあり、姫浜の屋形踊り 和田も雨花踊り、という。太鼓打ち八人花笠をかずき太鼓を胸に結いつけ輪になって踊り さらにこの周りを編笠の踊手数十人が巡る。屋形踊りとは他のも多い館ぼめの踊りである。
雨花は雨乞いの意を寓したものである。
三豊郡上之村石野でも竜王さんに手向ける雨乞の踊りがあった。踊りの曲は十三番あり、小原木踊りと似たものであった。(西讃府志)


讃岐 香川県においても 雨量が少ないのは有名
そこで 古から雨乞いがあったのであろう



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