「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

#讃岐の雨乞い 7
雨乞の家筋
〇雨乞師
香川県観音寺神恵院の観臨和尚が裏山で修行中、本尊の妙見菩薩が現れ汝の前身は大蛇である。当山の岩洞中で常に読経を聞いたので人間になったのである。汝の妻は竜女で雨を降らす力を持っているといって消えた。後一美女が現れ 吾は汝の妻たりし竜王なり、
汝に雨乞の秘法を授けんといって和尚に請雨の法を授けた。この竜王は妙見の使いであったという。(観音寺市史)


この秘法とはどういうものか不明であるが、請雨の呪力を持った宝物をさずかったという話が各地に数多く伝わっている。すなわち高僧の説教もしくは読経を聴いた竜女がその功績で成仏し、お礼に自分の鱗を残して行った。雨乞にはそれを出すと必ず雨が降るという話であるから家筋ではないが いわゆる血脈相承で代々その宝物を伝え雨乞に使ってきたのである。



■住所630-8053奈良県奈良市七条1丁目11-⒕
■℡0742-43-8152
■✉honcafeunon.nara.nisinokyo@gmail.com

×

非ログインユーザーとして返信する