「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

正倉院の気象③ 薬師寺近くのうのんから大和の気象歳時記

宝物 
上図2の宝庫には、用途から見れば、(1)袈裟 樂装束などの衣類 (2)皿 鉢 匙 などの食器類 (3)鏡 屏風 厨子 床などの調度の品々 (4)琴 琵琶 尺八 鼓面などの楽器 器具 (5)柄香炉 幡 などの仏具 (6)筆 墨 硯 紙 などの文具類(7)弓箭 刀 鉾 などの武器の類 その他
これを技術の面から見れば彫刻 絵画 工芸 の各般にわたり 金工 木工 漆芸 陶芸 ガラス 染織 を網羅する。技法は高度であり 材質には 金 銀 銅 鉄 白銅 青銅 黄銅 など 硬玉 碧玉 琥珀 水請 真珠 珊瑚 象牙 犀角 などなどが使われ工芸品を豊かにしている。
技術などは 現在調査されさらにくわしくなって説明されている。
 

■住所 630-8053 奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡  0742-43-8152

正倉院の気象 ② 薬師寺近くのうのんから大和の気象歳時記

外部資料
勅封と曝涼
宝庫がいつから勅封となったかはさだかではない。宝庫の開封は当初から頗る厳重であって、勅許を必要とし、事実は勅封である。
都が平安京に遷る頃から宝庫の開検、つまり通風と点検が始められたが、その都度勅使が立っていられる。宝庫の品々は櫃に納めて伝世せられ、幕僚 開検 出蔵などの外は開かれることはなかった。しかし平安時代の末頃から上皇をはじめ貴顎の御覧、拝観があるようになり近世に至って文運の進に伴って調査や整理が行われ、次第に正倉院の価値が広まった。明治15年庫内に棚を設けて今の姿の陳列を行い、翌年 毎年曝涼の制を立て、また資格を定めて今に至っている。

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正倉院の気象 薬師寺近くのうのんから大和の気象歳時記

正倉院の配置

古い冊子からであるので 現在は変更されているであろう。


正倉院は奈良市雑司町 東大寺大仏殿の北西(北緯34.4東経135°51)にあり宮内庁に属する。これを管理しているのは正倉院事務所である。正倉院についての解説書は数えきれないほどある。そのなかで昭和23年’(1948年)10月に宮内庁書陵部から発行された「正倉院棚別目録」を参考にしてまとめた。
宝庫 
南北33㍍(109尺)東西9.4㍍(31尺)高さ11.5㍍(38尺)床下2.7㍍(9尺)四阿造単層の豪壮な木造瓦葺である。建物は3室に仕切られ東に向かって入口が設けてある。北から順に北倉 中倉 南倉 という。両端の倉は校倉造り 中央は南北両倉の壁を利用しながら東西両面が板倉式になっている。3倉とも内部は2階になっているが屋根裏は3倉通しである。
歴史
天平勝宝8歳(756)6月21日 皇太后(光明皇后)が聖武天皇の七々忌に相当するこの日を以て、先帝の御遺物を中心に、数々の珍宝を大仏に奉献せられた。またこの日、薬80種も同じく奉献せられた。これが正倉院御物の濫觴となった。この後2年ほどの間に 数度の補足的な奉献がある。
村上天皇の天暦4年(950東大寺羂索院の倉が損傷したので、その納品を南倉のに移納して納封といた。鳥羽天皇の永久4年(1116)そのうち重物が勅封蔵(北倉 中倉)に移された。

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本のある喫茶店 うのん 神無月

今月のお薦めの本

今月は奈良で大きなイベント 正倉院展です。
宝物の写真が多く掲載されてます。
今月のお休み予定
1日(火)9日(水)14日(月)
19日(日)20日(月)
28日(月)
貸切 7日(月)12日(土)


5日(土)16日(水)19日(土)
23日(水)26日(土)27日(日)
30日(水)
営業時間 9:00㏂〜5:00㏘


2日(水)3日(木)4日(金)
8日(火)10日(木)⒒日(金)
15日(火)⒘日(木)18日(金)
22日(火)24日(木)25日(金)
29日(火)31日(木)
営業時間 9:00㏂〜12:00㏂
大和の歴史勉強会のため貸切
午前中のみ営業とさせていただきます。

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正倉院の気象  薬師寺近くのうのんから大和の気象歳時記

正倉院 宝庫内の気象を観測するために、大阪管区気象台 奈良地方気象台の職員は四百日捲き自記温湿度計を設計作成し、宝庫内の湿度変化が小さいことを理由づける関係者はあらゆる努力をした。



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