うのんのブログ

奈良西の京薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№54 雨乞の種々相

竜にまつわる相国寺の話 奈良の伝説より要約
五条の町の中心から北西に約4㎞に相国寺があります。千年も昔この池では竜がよく現れ村々を荒らしまわりました。或る年稲もよく稔り久久の豊作に喜んび合っていた百姓でしたが 突然の黒雲に悪竜の再来を恐れおののいていると 修行を積んだ行者があらわれ 目をつぶり 珠数をならし祈りはじめました。黒雲の切れまには鉄の様な鋭い爪をたて赤い舌をはきだしました。行者は竜をにらみつけ「えいっ」とわれるようなさけび声をあげました。すると不思議なことに竜のからだは 三つにちぎれ 皿のような大きな赤い目が 光をうしなって落ちてきました。竜の頭の落ちてきたところに竜頭寺 胴体の落ちてきたところに竜胴寺 尾の落ちたところに竜尾寺(りゅうへいてら)がたてられました。いまでは 竜尾寺だけが残っています。今は相国寺と名前が変わっています。村人が集まったという「竜の塚」が今も残っています。

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№53 雨乞の種々相

竜蓋寺(岡寺のこと)
この寺の境内に竜蓋池というのがあります。昔義淵僧上が そこに住んでいた大蛇を退治したとこというます。旱魃のときこの池の中央にある石を動かせば 雨が降るといい 今も信じられています。


香山の池と鳴滝の神
猿沢池北西畔の道を隔てた一角に采女神社があります。奈良時代中程文武天皇の御代 天皇に仕えた采女が帝の寵愛の衰えを嘆き名月の夜 この池に身をなげました。池に住む竜は死骸をいとうて春日山の香山の池に移り住みました。しかしここにも屍をすてるものがあったのでさらに室生の竜穴に住まいを移しました。香山の池のすぐ上には春日大社四攝社の一つ鳴滝神社が建つ 竜が一時身を置いた香山の池に雨を采配する水神が祀られています。 この池は奈良と東山中の雨乞の聖地です


香山の池

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№52 雨乞の種々相

吉野郡明神池
吉野郡下北山村大字池池峯に明神池があります。明神池は 河跡湖で水面9㌶周囲1.5㎞水神の白蛇が住む池として信仰され年中水位が変わらない神秘的な池として伝承があります。池のほとりに池神社があります。長い日照りが続くと人人は池峯に上がって明神さん(池神社)に詣り祠官さんに祈祷して貰い池の水を徳利やビンに タバってきてチョットづつ田畑に撒きました。すると不思議に雨が近かった。昔は紀州からもよく雨乞に来て戻る途中で もう降って来たとか 途中でマクレテ(転んで)そこで雨を降らして仕舞ったという話が残っています。