「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

2020年5月のブログ記事

  • 薬師寺近くの うのん から今週のお薦めの本

    風の神さま「龍田神社」 大阪に近く国道25号線を 地元の方に 「龍田道」と聞いたことがあります。

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    6月のおしらせ コロナウイルス感染予防のため お席を少なくしております。 今年は薬師寺東塔の平成の大修理から開眼法要の予定もコロナウイルス感染予防のためまだ行なわれていませんが 6月1日から 金堂 大講堂 東院堂の拝見は可能のようです。東西の塔 金堂 東大寺大仏殿 若草山 高天山とそれを一望出来る... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の自然 生きた化石植物メタセコイアと好一体トガサワラ 2 外部資料 トガサワラはメタセコイアと同様の運命をたどった、別の生きた化石植物である。数百万年前の第三紀時代には 北半球に広く分布していた植物であることは、この植物の化石から照明されるが、地質時代の寒冷期には殆ど絶滅してしまったのである。... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の自然 生きた化石植物メタセコイア好一対トガサワラ 外部資料 奈良市あやめ池や奈良坂付近の今から数百年前の第三紀地層から出土する針葉樹の植物の化石が発見された。それに三木博士は、昭和16年(1941年)メタセコイア(変わったセコイア)と命名した。これまでこの植物の自生品は世界のいずこにも見当た... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の自然 アセビ 外部資料 春日大社のアセビ 万葉集にもアセビを安之碑 安恭妃 馬酔木 馬酔 などと呼んで十首がよまれている。 「春日の馬酔木の花の悪しからぬ君にはしるやそるともよし」 池水に影さへ見えて咲きほこる馬酔木の花を袖に扱入れなどがあるが 万葉人がいかにアセビの花を愛したかをしのぶこと... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん ら大和気象歳時記

    「春日の森の昔ばなし」から 「地頭を置いた祟り」 古来、春日のお山は春日の神さまがお宿りになる神体山として、今も天然の原始林相をなしています。 ところが そのお山に茂っている樹木が、何十年かに一度、大量に枯れることがありました。 木が枯れてなくなるというとは、神さまがお宿りになる物がなくなるわけで... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の自然 「アセビ」 外部資料 アセビは本州から球種まで広く分布しているツツジ科の植物であるが、とくに奈良公園には、多数のアセビが郡集落的に存在している。奈良にアセビがとくに多いのは、もともとこの地には自然分布が多いのみならず、植物を食害するシカが この植物の葉や幹に含まれているアセトキシンやア... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「春日の森の昔ばなし」から 「御田植えの松苗のいわれ 春日祭が終わった三月十五日、春日大社では"御田植祭”が行なわれます。旧暦時代は正月八日以降の最初の申の日が式日だったのですが、明治から今日のように改められました。 当日、本社の林檎の庭、榎本神社下、若宮神社前の三か所で行なわれる御田植え儀式には... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の自然 春日大社のフジ        外部資料 ノダフジとヤマフジとは、それぞれ花の色が白いものや、淡紅色になったものや、重弁になったものや、花種が格別長くなったものなどいろいろの変種ができている。奈良公園のフジの類は多くはノダフジであるが大和の山間部には、ヤマフジがノダフジと混じって分布して... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「春日の森の昔ばなし」から 「猿沢池に出現した怪獣」 昔、奈良に都があった頃、時の帝におつかえする采女が、帝の寵愛の衰えたのを悲しんで、興福寺の前にある猿沢池に入水自殺をしました。帝は大へんあわれに思われ、池のそばに社を造ってその霊をとむらいました。采女は自分が入水した池を見るのがうらめしいと、一... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の自然 春日大社付近のフジ   外部資料 野田阪神付近のフジ フジは単に観賞だけでなく 古くはむしろ繊維用材料として利用されていた。とくに未開の時代には、フジの靱皮繊維で織物を作って衣としたことは、いろいろの記録に照らしてもわかる。中古時代には、高貴な人々は絹の衣 貧しい人々は藤の衣を着用する... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「春日の森の昔ばなし」 「芸能のお好きな若宮の神さま」 2 前にも申したように、若宮は水の神、農業の神さまです。豊作を祈り、その収穫を人々とともに喜び合う時、歌い踊るのは今も変わりありません。したがって春日の若宮は芸能の神ともいえるのですが、そのことに関する一寸面白い儀式が、おん祭のお渡りに見られ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の自然 春日大社の藤 奈良の春日大社の神域から春日山にかけてはフジの名勝地として古くから知られている。しかし春日大社と同じ地つづきにありながら、興福寺や東大寺の境内にはフジが少ない。その理由としては、春日大社が昔から藤原氏の氏神であり、神政、家紋にフジの紋様を用いているので、春日され春日大社付... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「春日の森の昔ばなし」から 「芸能のお好きな若宮の神さま」1 若宮の御殿が立派に建ち上がった翌年、保延べ二年から、若宮の”おん祭”が始まります。 当時、諸国に飢饉が続いて人々は大へん苦しんでいました。そこで忠通は豊作を祈り、人々の苦しみを救うために、盛大な若宮の祭礼を計画したのです。まず、毎年の祭... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の自然 春日大社のルーミスシジミ 2 外部資料 奈良でこの蝶が初めて採集されたのは明治34年である。これまた外人の手によるものである。英国人で今もその他十数種類の見本とブリティシュミュージアムに保存されている。天然祈念物になってもその生活については全くその後」昭和28年になってからじ元の研究者... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「春日の森の昔ばなし」から 「若宮の誕生あった」 千年近くの昔、かの有名な藤原道長が左大臣であっった頃のお話です。 長保五年三月の或頃る日、春日の比売神さまを祭る第四の御殿の床板の裏に、トコロテンのようにぷよぷよしたものができて、だんだん大きくなり、三升(約五リットル)ばかりになった時、重みでぽと... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「春日の森の昔ばなし」から「鹿におじぎをした大臣」 春日大社の放物の中に、”春日曼荼羅"と呼ばれる神さまのお姿や社殿の絵を描いた掛軸があり、これを掛けて拝めば、春日さんへお参りしたのと同じ御利益があると昔の人は考えていました。  この曼荼羅の中に、神主さんのようなお姿の春日の神さまが、白い鹿に乗っ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の自然 春日山のルーミスシジミ 外部資料 ハネにに鮮やかな藍色部のある小さいが非常に美しい蝶々である。日本では千葉県和歌山県 宮崎県 鹿児島県 奈良県 その他の諸県にて知られている。ただしその生息地はきわめて小範囲に限られている。しかも奈良を除く他県ではホンの少数の標本がとれているに過ぎない。... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の自然 春日野モリアオガエル  外部資料 奈良県下で他にモリアオガエルの産卵をみることができるのは 室生である。室生寺境内 谷向こうの小学校の上の山 また室生から大野への鬼ヶ城にもモリアオガエルの産卵する池があるそうだ。奈良県下では春日山と室生附近ということになる。 どの池でもカエルの集まる時... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「春日の森の昔ばなし」から「榊の枝と神主」 話はは戻りますが鹿島を出発したタケミカズチの命が、大和の安倍山へ向かう途中のことです。神さまは伊賀国の夏身(名張市夏身)を流れる一瀬川でしばらくお休みになりました。 その時、鹿島からお供をしてきた中臣(なかとみ)の時風(ときかぜ)と秀行(ひでゆき)という... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん ら大和気象歳時記

    大和の自然   春日山のモリアオガエル 外部資料 カエルの類は繁殖期になると池の中に入る。そして水中で交尾し、水中で産卵するものである。その時分に雄の雌を呼ぶ声なやまかしさが、カエルの合唱というのはそのときのことである。ところが珍しいことにモリアオガエルは交尾期に水中に入らない。かえって池辺の幹を... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「春日の森の昔ばなし」から 「耳が遠いので損をした神さま」昨日の続き 「地下三尺」 タケミカズチの神さまは御蓋山の西麓、春日野に広大な神地を構えようと、その土地の地主であるエノモトの神さまに「この土地を地下三尺(約1メートル)だけ譲ってもらえないか」と頼みました。このエノモトは耳が遠くて、「地下」... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「春日の森の昔ばなし」から 「藤原氏の氏神が四柱という謎」 この祭の広場に、南向きに四棟の立派な神殿が建てられたのは、奈良朝の中ばを過ぎた神護慶景雲二年、今から千二百年余り前のことです。 四棟に祭ってある四柱ー神さまは一人二人と数えるのでなく、一柱、二柱と申します。-の神さまというのは、向かって右... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「春日の森の昔ばなし「」から 「耳が遠いので損をした神さま」 時が流れて、都が飛鳥の藤原(橿原市醍醐)にあった頃、タケミカズチの命はその守り神として、大和の東の山から都の東方安部山(桜井市安部)にお移りになりました。 そしてさらに都は藤原から平城に移るのですが、そんな或る日、奈良からエノモトの神さ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の自然 大和は天気予報発祥の地 2 「大和辺に西吹きあげて雲はなれ退き居りとも吾忘れめや」 これは仁徳天皇のちょう愛をうえけた黒姫の方の歌で、黒姫は皇后のシットにたまりかねて郷里へ逃げ帰ったが、たまたま天皇の訪問を得て、天皇還御の際に奉ったものである。大和では西風吹くと雲は山から離れてしまう。... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

     奈良で有名な春日大社などにまつわる昔はなし 紹介させてください。「春日の森の昔はなし」 本のある喫茶店 うのん で所蔵している お子様から大人の方々にも楽しんで頂けることを祈ります。「春日大社」発行のほんです。 さし絵を写メでそのままです。 「恋をした神さま」 昔むかし、東の国の鹿島(かしま)の... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の自然 大和は天気予報の発祥の地 1 外部資料 天気は人類の生活に密着に関係があるので、近代科学によると天気予報が生れる前から、人類はいろいろの経験則を用いてきた。これが「天気の諺」でありそのため気象天望が行なわれた。ヨーロッパでは紀元前350年にアリストテレスが、その著書に気象現象を自然哲学... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から今週のお薦めの本

    緊急事態宣言のため お休みの本屋さんも 解除と同時に今日から営業のおかげで 毎月お薦めさせて頂いている月刊誌が今日購入出来ました。 今月の特集は「霊山寺」 「薔薇園」が美しくまた富雄川沿いにあります。

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔むかしの笑いばなし」から「この下に金なし」 これもまた、吉四六の話じゃ。 吉四六の畑のまん中には、代々大きな石があってな、これが吉四六の悩みの種。どかそうにも重いわ大きいわ、どうにもならん。何とかする方法はないもんかと考えた。 ある日のこと、吉四六は町に出て行くと、会うひ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から 

    コロナウイルス感染予防のため 「本のある喫茶店 うのん」はお休しておりましたが 今週か5月19日(火曜日)から 営業再開致します。 午前9時から午後5時まで 定休日は日曜日と月曜日と以前と同様です。(月々の予定は毎月始めにお伝え致しております。) 三密を避けるたのお席にさせて頂いております。 その... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺近くから少し離れて 「昔むかしの笑いばなし」から「吉四六の天井昇り」です。 むかしあるところに、吉四六という大そうとんちのきく男がおったちゅうわい。 あるとき、吉四六は村に妙な立て札を立てた。 "三月十一日、正午、畑にて吉四六の天昇りいたし候" さあ、村ん中は大さわぎ、一体何が始まるかと、村... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔むかしの笑いばなし」から「還暦の祝い」です むかしむかし、ある日に、大そうな長者が住んでおった。立派な屋敷に住み、多勢人を使うておったが、それはそれは欲張りで意地が悪いもんで、村人たちからも恨まれておったそうな。 あるときのこと、長者が還暦を迎え、その祝いをすることになっ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔むかしの笑いばなし」から「消化薬」 あるとき、峠の道を、一人の旅の男が歩いておった。 しばらくいくと、わきの草むらでがさごぞ何やらおる様子。ふと見るとまあ、たまげるような大きなうわばみが、たった今何かをまる呑みしたとみえる。腹を大きくふくらませて、苦しそうにのたうちってお... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔むかしの笑いばなし」から「上には上」 むかしむかしあったと。 あるところに、おっそろしくでかいワシがいたんだと。 でかいもでかいも、そらア、この大ワシがバホッてはばたきゃあ、はあ、十里もとんでいくっていうからな、だもんでワシぁ、世界でおらほどでけえもんはいねべって、それは... 続きをみる

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  • 薬師寺近くのうのんから大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔ばなし笑いばなし」から「彦一の生き傘」です 昔むかしのことじゃげな。彦一の家生き傘といわれる不思議な傘があったとな。 二階の軒下につるしてあるのが、なんでも雨が降ると自然に開き、天気になるとすぼむという、噂はどんどんひ広まって、とうとうお城の殿さんの耳にも届いたそうな。 ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 今日も昔ばなしからです。 「昔むかし笑いばなし」から「屁ったれ鶏コ」 むかしむかし、じいさまとばあさまの家さ、一羽の鶏がおったと、 ある日のことだ。鶏が庭の木にとまって鳴いていると、その下をキツネが一匹通ったんだと。キツネは鶏を見ると、何とか取って食いたい思ってナ。言うただと... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 今日も「昔ばなしの笑いばなし」から 「長者の最期」 村一番の長者が、重い病にかかった。 医者よ薬よとあらゆる手をつくしてみたが、良くなるどころか、日に日に体は弱る一方そうこうするうち、とうとう明日をも知れぬ身となってしもうた。 長者の家では、家族一同みなが集まり、心配そうに長... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔ばなしの笑いばなし」から「じぇんこがモッケになった話」です その昔、北のある村さ、そりゃあけちで欲だがれの金貸しがいたと。 けちもけちもこの金貸とくれば、情け容赦なく金ば取りたてるもんで、 「ありゃ、鬼だ」 「あんな金貸しア、早くくたばりゃいい」ってみんな言っていたと。 ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔ばなしの笑いばなし」から「おない年」 長屋に住む男が、あるとき医者のちょころへやってきた。 「先生、どういうわけだが、右の足が痛くてたまらねぇ」 「ふむふむ、「きっと年のせいというもんだ」 「でも先生、そりゃあ変だ。だって左足もおない年だが、ちいとも痛みませんよ」 さし絵... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて コロナからも出口が見えてきた感じしますが 気を許さず 窮屈感を感じる生活 もう少し頑張りましょう 「昔むかしの笑いばなし」から 「ねずみの嫁入り」 です。 あるとこさ、ねずみの家族があったとさ。 ある日のこと、嫁にやった娘のねずみが、ひょっこり家にもどってきた。 「おら、もう... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔むかしの笑いばなし」から 「毒まんじゅう」です むかーし、村の小さな寺に、和尚さんと小僧が住んでおったそうだ。 あるとき、和尚さんが小僧を呼んでいった。 「これ、小僧や、わしはこれから出かけるが、わしが留守の間、戸棚のまんじゅうを食うでないぞ、あのまんじゅうには毒が入って... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん 大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔むかしの笑いばなし」から 「けちけち話」 むかしむかし、ある村に大そうけちな亭主がおった。けちもけちも、そのけちぶりは、あたりの村々で誰ひとり知らん者のおらんほどであったと。 ある日のこと、亭主は縁側でくぎに足ひっかけてしもうた。ふうふう足をふきながら縁側を見ると、なるほ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのんか ら大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔むかしの笑いばなし」から「牛」です。 むかしむかーし、あるところに、ものぐさ息子がいたそうだ。 畑に出て働くでもなし、一日中何もせずに、ごろごろ寝てばかりだったそうな。 そんな息子の様子に、おやじはとうとう腹を立てた。 本のさし絵から 「このドラ息子めが、少しは仕事をする... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少しはなれて 「昔むかしの笑いばなし」から「春の空気」 昔むかぁし、ある小さな寺に、和尚さまと小僧っこが住んでいた。 春のある日、和尚さまは日なたぼっこしていたらあんまし気持ちがいいもので、 「いっそ、かめの中さ、この空気ば入れておいて、冬に吸ったらなんぼいいかさ」って、 でかいかめの中... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔むかしの笑いばなし」から 「頭痛のもと」 です。  村の庄屋のおかみさんは、あたりでも有名なかんしゃく持ち。朝から晩まで一日中グチをこぼしては、旦那といわず女中といわず、相手かまわず大声でどなり立てておったと。 ある日のこと、おかみさんは村の世話役をたずね、いつものように... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔むかしの笑いばなし「」から「罪ほろぼし」です ある日のこと、村でいちばん貧しい男が、大そううなだれた様子で寺にやってきた。 「和尚さんよ、おら、あんまり暮らしが苦しくて、つい隣の畑から芋と大根盗んでしまっただ、この罪のつぐないは、いったいどうしたらよかんべぇ」 本のさし絵... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔むかしの笑いばなし」から「馬糞三つ」です。 むかしあったと 金いっぱいもったじいさまがあったと。 じいさまには三人の息子がいたもんで、自分の死んだあと、誰か、しっかりした者に後をゆずりたいと思っていたと。 ある日、じいさまは、息子三人呼んで言うたと。 「お前たちゃあ、この... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から5月皐月のおしらせ

    本のある喫茶店 うのん から今月のお知らせ コロナウイルス感染予防のための「緊急事態宣言「」による自粛要請が終息するまで 休業いたします。 この期間は 当方で所蔵しております本の中身を紹介しております。 お子様にも大人の方にもお読み頂きたく 選んでいます。 お話楽しんで頂けたら幸いです。 早くコロ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    薬師寺から少し離れて 「昔むかしの笑いばなし」から今日は「拾い屋」です あるところに貧乏長屋があったとさ。 その長屋に、あるとき茂作(もさく)という男が越してきたとさ。ところがこの男、妙な野郎で一体何をして暮らしているのやら、毎朝早くでかけては日の暮れに帰ってくるのじゃが、それが、商売道具ひとつ持... 続きをみる

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