「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

2022年6月のブログ記事

  • 薬師寺近くの うのん から 文月 7月のお知らせ

    お勧めの本 ならら 7月号 吉野鉄道が特集されています。 環濠集落についても特集があり 奈良の魅力満載です。 うのん から文月 7月のお知らせ お休み予定 7月 4日(月)5日(火)   11日(月)12日(火)   17日(日)18日(月)19日(火)   25日(月)26日(火) パーソナルカ... 続きをみる

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  • 西大寺の大茶盛

    外部資料 南都七大寺の一つ西大寺は、東の国分寺「東大寺」に対して、西の国分寺として千に百年昔に称徳天皇の勅願により創建されたものであるが、その後の度々の火難により衰退した寺を七百五十年余り前に興正菩薩としてあがめられた高僧叡尊によって再興されたのである。 この西大寺に、直径30㎝を超える大きな茶碗... 続きをみる

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  • がん封じのササ酒

    南都七大寺の一つ大安寺では、毎年1月23日には光仁会が行われる。 千に百年前、都を奈良の平城京から京都の平安京に移されたかんむが、先帝の光仁天皇の御忌をこの大安寺で営まれた「という「続日本紀」に基づいて行われている法会である。 光仁天皇は平城京の最後の天皇である。白壁王として不運な長い年月を過ごさ... 続きをみる

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  • 八の日に食べる「メー」 大和の味

    海藻のヒジキを乾燥して刻んんだものを大和のお年寄りは「クロメ」(黒海布)と言い、略して、「メー」と呼んでいる。同じ海草のワカメに比較すると肉厚で粗悪であるが、ヨード7やカルシウム、鉄分などのミネラル類が多く含まれているので動脈硬化や老化防止によく、健康と若さを保持するのに役立つ立派な健康食品である... 続きをみる

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  • 唐招提寺の招堤みそ

    外部資料 唐招提寺の鑑真和上が日本に渡来するまで12年間、5回船が難破したりで失敗したにもかかわらず、6回目にして奈良の都に着いたときは、両眼を失明していたことは有名な話である。 その航海の糧として中国の甘鼓(かんし)(みそ9三十石を積み込んできたといわれている。わが国に「みそ」が伝来したと最初と... 続きをみる

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  • 柚巻柿 大和の味

    外部資料 柿は大和の風物詩の一つ。大和では、柿の木のない農家はないといわれていた。晩秋のころ、鈴成りの真っ赤な柿の風景が見ることがある。 奈良時代には柿があったが、おそらく渋柿であろうと考えられる。したがって、「つるし柿」として食べたかどうか分からないが、奈良が中心となって発達したことは事実である... 続きをみる

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  • 柚餅子 十津川 奈良の味

    外部資料 奈良県の秘境といわれた十津川郷は、長いあいだ交通に閉ざされて、昭和25年、6年ごろまでは、電灯もない「陸の孤島」と呼ばれた村落であった。十津川に沿った山道は細く険しく熊野、新宮まで続いているが、川の水をせき止めて猿谷ダム。風屋ダムができるにつれて電灯もつき、道幅も広くなって、今は観光地と... 続きをみる

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  • 吉野葛

    外部資料 夏の和菓子の代表的なものにクズまんじゅうがある。水でぬらしたササの葉を敷いて、冷たいクズまんじゅうを出されると、ついお薄を一服いただきたくなる。 原料のクズは大和の特産。「吉野葛」は特に良質である。吉野には山野に自生するクズの根っこから採った、今でクズ粉を食べていた部族がいて、国栖人(く... 続きをみる

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  • 大和芋

    外部資料 大和の国中から南にかけて、良質の山芋が栽培され、「大和芋」ともいわれ他府県に出荷されている。 「とろろ」にする芋は、山に自然にできる自然薯またはまたは栽培した長芋などがあるが、最もおいしいのは山芋である。赤ちゃんの頭ほどもある塊で、皮を厚めにむき、凹んだところは特にアクが強いので深く削り... 続きをみる

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  • 奈良漬け 本場の味

    外部資料 漬物は貯蔵食品として古くからあったと思われるが、景行天皇のころに、すでに塩漬けが行われていたとも伝えられている。今から千年余り以前に書かれた「延喜式」(宮中の年中行事の儀式や飲食生活について記載されている)の中に「糠漬瓜九寸 、糠漬冬瓜一石」などの文字があり、そのほかナス、ワラビ、フキ、... 続きをみる

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  • 大和いちご 日本一のイチゴ

    外部資料 「おとめの唇」と形容され、真っ赤で果肉が柔らかく、甘酸っぱいイチゴ。麦の収穫が終わるころの初夏が旬といわれ、麦わらで編んだかごを持ってイチゴ狩りをした。 奈良県農業試験場によると、奈良県にイチゴが入ったのは大正の初期で、信貴山のふもとでつくられていたらしい。その後、昭和の初めごろに郡山の... 続きをみる

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  • 黄色い「もみうり」大和の郷土料理

    外部資料 キュウリの原産地は東インド。わが国へは平安時代に中国から渡来したと伝えられ、「空売り」といった。 キュウリは中国で「黄瓜」(ホワンカオ)といい、字のとおり昔は黄色く、皮をむいて縦半分に切り、種を取り除いて食べ方をしたものです。 昔は、キュウリの食べ方は「もみうり」と「古漬け」であった。 ... 続きをみる

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  • 春雨 大和の味

    外部資料 大和には桜井市と御所市に製造工場があって、全国の60%以上が生産され、大和の地場産業の一つである。 「はるさめ」のルーツは中国で、わが国には禅寺の精進料理として鎌倉時代に伝来したといわれている。中国では粉条子(フンジョウツ)といい、緑豆のでんぷんを原料としてつくられる。明治から昭和の初期... 続きをみる

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  • 大和名物 わらび餅

    外部資料 「わらび餅」の原料はワラビの根からとるでんぷんである。 ワラビは全国至るところの山野に自生しているが、「わらびもち」は古くから奈良の名物として、そのひなびた味が知られている。 室町時代の物売りの絵図に、天秤棒で浅い桶を担いだ「わらびもち売り」の姿があり、かなり昔から庶民に食べられていたと... 続きをみる

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  • 大和の味 昔のおやつ

    しきしき焼き 外部資料 しきしき焼きとは、メリコン粉を水で溶き、少し砂糖を加えてフライパンで薄く焼いたもので、上等のしきしき焼きには卵が入っている。焼きたてをくるくる巻いて食べる。ホットケーキの薄く焼いたものではあるが、ベーキングパウダーも入ってなく、甘みも少なく クレープのようなものである。 洋... 続きをみる

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  • 大和の 味 大和西瓜

    外部資料 原産地は熱帯アフリカといわれている。我が国に伝来して、戦国時代には大和平野に広がったとのことである。ローマを経て、「海のシルクロード」を渡り、琉球(沖縄)から薩摩(鹿児島)、大和へ渡ってきたとの説である。西の方から来たところから、「西瓜」、また水分が多く、英語のウォーターメロンから「水瓜... 続きをみる

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  • 柿の葉寿司 奈良の味

    外部資料 夏の終わりころになると、柿の若葉がみずみずしく大きく広がってきて、大和の国中から南の方、御所や五条、吉野地方の農家では柿の葉ずしをつくり始める。夏祭りから柿の葉が赤くなる十月末ごろまで、この地方では晴の日(ふだんと違う改まった日のこと)のごちそうとして夏祭り、盆の「やぶ入り」、秋祭りなど... 続きをみる

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  • 七夕に食べる素麺

    七月七日は五節供の一つ「七夕さん」である。この夜に、天の川をはさんで牽牛星と織女星が白鳥座辺りに群れをなして飛ぶカササギびよって一年にただ一度逢うというロマンチックな星の伝説は、中国から奈良の都に伝えられたものといわれている。やがて、この伝説が農民の実生活と結びついて、牛を引く彦星は食料を生産し、... 続きをみる

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  • 大和の味 桜の花と葉の塩漬け

    経今日の風景 奈良の枕詞 青垣 です 大和は至る所桜の名所がある。とりわけ。奈良公園 大和郡山城跡 御所市の葛城川堤防、大和高田市 大中の高田川堤防 吉野山 平城宮跡 また多くの神社仏閣の桜もそれぞれに見事なものが多くある。八重桜は奈良の県花である。 桜で有名な吉野の名物の一つに「桜の塩漬け」があ... 続きをみる

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  • 国中の小麦餅(さぶりな餅)

    大和盆地の中央・飛鳥遺跡で知られている橿原市周辺を、大和では国中(くんなか)と呼ぶ。 国中では、 農家の麦の収穫が終わると、その後の田に水を張って田植えをする。田植えの仕事が一段落したとき、新しく収穫した小麦で小麦もちをつくる。これを早苗饗餅(さなぶりもち)という。東北方面では「さなぶり」、四国九... 続きをみる

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  • 奈良の茶粥 と茶飯

    外部資料 茶粥は、「奈良茶」「奈良茶粥」ともいわれて、古くから大和の人々の常食となってきた。 「お水取り」で知られている東大寺二月堂の修二会の錬行僧は、毎年二月二十日から試別火にこもられ、満行まで精進潔斎の生活を続けられるが、毎日決まった食事の献立の中に「あげ茶」とか「ごぼ」、昼食に「茶飯」などの... 続きをみる

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  • 奈良の食べ物 大和茶

    パソコン調子悪く ブログお休みしてました。  大和茶 外部資料 立春から数えて八十八日目を「八十八夜」といい、暦「では五月の一日か二日にあたる。 このころになると、もう霜の下りる心配もなく、茶の若葉も伸びて、茶摘みの目安とされている。 中国では茶の歴史は古く、太古の伝説では「神農が百草を嘗めて日に... 続きをみる

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