「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

2018年11月のブログ記事

  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.321 霜月

    冬に向い活気づく地場産業 大宇陀町から吉野に入る。平野部では晴れていてもこの辺り 小雪の舞っていることが多く吉野町南大野 窪垣内の入口には 「紙漉きの里」と看板が立つ。和紙作りも冬の仕事である。椿の水洗いに始まり一枚一枚丹念に漉きあげき上げ天日に乾かす。どれひとつをとってもみても暖房とは無縁のもの... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.320 霜月

    冬に向い活気づく地場産業② 外部資料 冷たい風が強く吹けば吹くほど良い仕上がりになるものに大宇陀の「吉野葛」がある。片栗粉とは違う。昔は子供に風邪を引くと飲ましたものが 「「葛湯」半透明の独特の味がある。あの白い塊が出来る迄には、葛根掘りに始まり幾つかの工程を経なけければならず 凍り付く様な井戸水... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.319 霜月

    冬に向い活気づく地場産業 「ゆうべし」作り 外部資料 冬は冬らしい空模様が望ましい。県何地場産業をみると、香り高い「ゆうべし」は冷たく乾いた風が吹きすさぶと品質の出来上りが良いと聞いている。ユズは中国が原産のミカン科の果樹で山口県にユズの群落が発見されているが 古来自然の野生かどうかは不明である。... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から 12月師走の予定

    外部資料 お休み予定 12月 2日(日) 3日(月)    5日(水)    9日(日) 10日(月)    16日(日)17日(月)    23日(日)24日(月)     年末年始12月29日(土)から1月7日(月) 貸切り12月9日(日)22日(土) イベント 12月15日(土) 「色」のお... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.318 霜月

    山茶花で知る冬の寒さ 外部資料 10月末には来春までの寒候期予報の発表がある。約6ヶ月間の長い期間の予報で1ヶ月予報と異なりこの先6ヶ月間の濃度の高い傾向予報である。標題の山茶花であるが まさか 山茶花が寒暖を予報する訳ではない。青森地方では「青山に雪は暖冬」という俚言がある。俚言の意味することと... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.317

    医学気象予報    向寒に要y注意 外部資料 医者に診て貰わねばならない 病気の中には気象が関与している場合がいくつかある。食中毒は別にして 花粉症や気管支喘息がそれで 今日この頃はまだ生暖かい日があるが 夜に入ってから 気を許していると 深夜に至って俄雨が降り急激に気温が下がってくる。 大体生暖... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から今週の本の紹介

    土から生産生活を離れ もっぱら消費生活を営んでいた 江戸人の中には 独自の生活体型が形づくられていた。複合都市ともいえる江戸の特徴を歳事記としてとらえた民俗文学の中から探ろうとしたものである。江戸の人々の生活を知る興味深い好著です。

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.316 霜月

    鼻の高さ クレオパトラの鼻の話しは有名である。鼻筋がとおって小鼻も品良くまとまっているのを見ると美しい鼻だと感じる。鼻の形の話しではなく 目と目の稜線が一番低くなっているところをA点 鼻の最も高くなっているところをB点とする。小鼻の両端を鼻のはば(c)とし幅をABの長さ(D)で割って100を掛けた... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.315 霜月

    外部資料 天気痛  以前ある製薬会社の新聞広告に「お天気・・・?」とあって、高気圧の中心は三陸沖に去り低気圧は九州南部に描かれた天気図が野っていて我が社の薬を飲めば神経痛 腰痛 の緩和に効果があるとのことである。 神経痛・腰痛は病気でなく症状だそうで、私のも経験があり訳の分からない鈍痛に悩まされ医... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.314 霧多発月

    備讃瀬戸では 1955年5月11日装着 当時の連絡船紫雲円が春先海霧による悲しい168名の小中学生の命を奪う事故があった。 外部資料 奈良県でも同じ季節 川霧がよく発生する。五条市栄山寺のすぐそばを流れる吉野川を地元の人は 音無川と呼び川下では川が二つに分かれた川に夾まれた島に茶樹が植えられ この... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.313

    「気象」からみた11月②  年によって違いがあるが10月も終わりに近づくと「木枯らし1号」の吹くことがある。以前は各地勝手に木枯らし1号 が吹いた と発表していた。 現在は条件として 二四節季の霜降から冬至の期間中 西に高く東に低い冬の低気圧配置のとき北西の風が8㍍以上吹き 前日の気温よりも 3℃... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.312 霜月

    気象から見た11月 晩秋初冬の季節になり ジャケットや上着がが必要な季節にです。 日溜まりのぬくもりが欲しく 小春日和に恵まれることに安堵を覚える様になってきました。それもそのはずで 日中とはいえ太陽の高度は低く 射す陽は(畳の目一つづつ)部屋の奥へ延びて参ります。紅葉前線(紅葉前線)は今日はどの... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん  から今週のお勧めの本

    幕末の政治情勢の中に 天誅組の動きを細かく知る事が出来るものです。

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳時記№311 壬申の乱

    大海人の かげろひに立つ の言葉は 私流に解釈せていただければ 大海人は吾城を通過壬申の乱へと発展していった。幸い大海人は近江朝との争いに戦勝し大化の改新以来くすぶり続けていた政争に終止符を打ったかにみえた。大海人は即位して天武天皇となりは後の持統天皇との間に生れた唯一の嫡子草壁皇子を擁立する為に... 続きをみる

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