「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

2018年8月のブログ記事

  • 薬師寺近くの うのん から9月 長月 の予定

    9月のお休み予定 3日(月) 9日(日) 10日(月) 12日(水) 18日(月) 24日(日)25日(月) 脳の若返りに役立つパーソナルカラー講座 22日(土)                     13時半から15時半 小人数の講座ですので詳細については事前にご連絡ください 28日に咲いた睡... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.235 雨乞

    雨乞面 雨乞面の話は全国にあります。 次に北の方の話を紹介したく臣今ス。 青森県八戸市の櫛引郷の八幡神社では弁天社に雨を祈る際 欄陵王の面に奉じお供え物を水中に投げます。なぜならば この面の上に竜のカタがあるためです。また同じ八戸市にある権現様の獅子の面は 川緣に竿を立てそこに被せる その面にも竜... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳時記№234 雨乞

    雨乞面 近畿地方では他にも多くの雨乞面の話が多くある。 近江の蒲生に 沙々貴神社緣起に 社内に二つの面がある。旱すればこれに雨乞すると必ず雨が降るがあまりの凄さで 死者さえ出ると言われ郷民はそれに畏れ滅多にでさぬ とある。また高島郡では朽木村の佐々木神社の前4の氏王家は神事の翁舞を司るが この家に... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳時記No.233 雨乞

    雨乞面 昨日紹介させて頂いた 伊吹のの甲津原の雨乞面の面堂を 昭和40年の夏 県からの依頼により」 堂を開けることになった。村の会議を行ない この申し出を受けるかどうか話合いをした。洪水でも出たらどうするか などの反対もあったが 区長の説得で ともかく開き皆に見せてやろうということになった。 開く... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.231 雨乞

    雨乞面 伊吹山の麓を流れる姉川の源流近くに甲津原という山村がある。この村の猿楽の演者が京に出て踊ると見事な踊りに褒美に面を12面貰った。その内3面は関ヶ原の方に貸して戻っていないと云われている。 この面には雨を降らす力があって 部落の入口の面荒岩 に載せ 姉川の水で洗うと必ず雨が降ると云われている... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 今週のお勧めの本

    絵本です 日本の四季を各地から 綺麗な絵で描き紹介されています。 なにか 懐かしさを感じながら 大人も子供も楽しめる本です 作品毎に お話作りが出来る絵本です 指のしびれでブログ遅れました。

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№230 雨乞

    水を掻き混ぜる雨乞 水を掻き混ぜ大騒ぎを行ない 聖地を騒がしくし神を怒らせ雨をすらす考えは 研究者個人の考え方により所が大きい。 この種の雨乞は 本来神を怒らすという点にはなかった。水を搔き回すという動作は祈願に際して一つの儀礼 作法であった。 普段は厳重な禁忌の伴う神聖な水に手を掛けるので そこ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.229 雨乞

    水をかき回しての雨乞 山梨県西八代郡富里村岩欠の雨乞淵は今は壊れてないが 以前は旱魃になるとこの淵に村人が集まって淵を搔き回して 雨たまえと太鼓等をならして祈った。 三重県鈴鹿では現在の鈴鹿市と亀山市の間の野登山は雨乞の山として知られている。                            ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№228 雨乞

    水をかき廻して 雨を祈る 水をかき廻す祈りはいくつかの例でその意味が分かるのではないだろうか 東京都多摩の川口(現在はこの地名はない)の山入郷では雨乞淵(旧恩方村醍醐)の水を頂きそれを 遠の谷のナメダラの池に入れ サンゲ サンゲ と唱え言をしながら 千本束ねた藁を淵にひたし掻き廻した。関東の方に多... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳時記№227 雨乞

    水を搔き回す雨乞 水を搔き回すと何故雨が降るのかという説明は欠けた話ではあるが 昨日書いたように伝承者に強いてその説明を求めるならば それは神様が怒って雨を降らすようなことである。またこの様に民俗調査のなかでは 常に・・・様だはよくある。それはその地に伝承された考え方 または問われた人の解釈である... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳時記№226 雨乞

    水を搔き回す雨乞 水を搔き回すとことが何故雨が降るのかを得る各地のこの雨乞を調べたが それに対する答えは見つかった。これはこの伝承者がそれについての明確な意識がなかったのではと考える。 外部資料 秋田県雄勝郡 黒滝 秋田県に黒滝という滝がある。 この滝壺を搔き回すと雨が降るという。これは話だけか ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから今週のお勧めの本

    江戸城開城が無血であった 和宮 ボースと中村屋のインドカレー 28日間書き続けたユダヤ人ビザ 命がけで造った台湾のダム 八田興一 ペリーはなぜ日本にきたのか など歴史の表舞台ではない話がマンガで おとなから子供まで楽しんで頂ける本です

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  • 薬師寺近くからから 大和の気象歳事記No.225 雨乞

    水をかき回しての雨乞 水をかき回しての雨乞は全国各地にある。その水はただの水ではなく、なんらかの意味のある 竜水 水神等が棲むと云われる池 泉 淵などの水に限られている。また社寺の境内にある池等 何らかの意味で聖なるものと考えられる水である。 その水をかき回してことは 神を怒らせることとされる。 ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.223 雨乞

    山上火焚き② 榛原市ではダケ山があり 此処に登って火を焚く 大宇陀町では各部落で雨乞しても降らぬ時は郷全体のダケ山である国見山へ集まって 思い切った大火を焚く 大淀町では高い山 竜門地区では竜門岳に松明を持って登ったという。 大坂府では全域に渡って 山地のないところを除いてあまねくこの行事が行なわ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№223 雨乞

    山上火焚き ① 山上火焚きは近畿地方では多く見られる習俗である。 特に大和地方などではいたる所でこの話を聞く。 大和では 周辺部では村ごとにダケという山があり、そこに雨乞に登るという地が多い 北葛城郡と河内の境にそびえるかの二上山も麓の村々からはダケサンと呼ばれ 雨乞の山となっている。当麻町では松... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.222 雨乞

    火焚き雨乞が後世に始まったとする土地 奈良県内 御所市  伏見峠でクモヤブチ 東佐比では金剛山で火を焚く 桜井市萱森 代表がダケ山の竜王池でお祓いを受け 松明を点じて氏神に下がる 古隠                       柳 角柄 外山 ではダケノリ ダケ山の松明を持って登る 桜井市八井内... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№221

    火焚き雨乞が後世に始まったものとする土地 奈良県 吉野郡吉野町旧中竜門付柳 竜門岳上       旧上竜門村栗野 高野の火を受ける    西吉野村 ヒフリといって松明で田を廻り クモヤブチといって大トンドを焚く        旧賀名生村 「雨々たもれ 雲の上のジュウロウよ 雲の汁気はないかよ   ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№220 雨乞

    火焚きによる 雨乞は近世になって始まったとの説がある 高野山 那智山に人を送り火を迎え 僧や法印を招いて滝で祈祷したが これに加うるに川原または山上で松明を焚き雨を祈るようになった 京都府長岡市では本山光明寺から像を盗み祭るが法が絶えて後に火焚きが始まった。 沖縄では火焚きを鹿児島の役人が教えたと... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№219 雨乞

    山上の竜神 火焚き行事は 雨乞特有のもではなく 火は古来さまざまな霊力があるものと認められていたのである。雨を降らすこともその一つとして期待されたものであろう。そして 雨乞には山の上で焚くことが多いのは なぜかということである。宗教的 または呪術 なものであるとすれば 高い所で雲を火で炙り雲を焙れ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№218 雨乞

    山上火焚き この行事は東北地方や中部地方は少なく 近畿地方では多くみられる。 特に奈良県では 至る所のこの式が見られる。 いわゆる国中地方の周辺部では村ごとの ダケが見られ そこに雨乞の為に登るという地方が多い。北葛城郡と河内の間の二上山も麓の村ごとにダケという山がある。当麻町dせは松明かりを焚き... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 今週の本の紹介です

    茂木 健一郎氏の経験から入り 37の勉強法を公開されている内容です

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№217 雨乞

    雲アブリ③ 雲アブリなどの語は大火を焚いて 雲を炙りあるいは焼き また雲や天を破って雨を降らせようとした強い願望を表したものと考えらられる。そう考えると 村で最も高い場所を選び天に近づいたことが当然と思われる。宇陀市 高市郡では ダケノボリ というのは 岳に登って火を焚くからである。また神社の境内... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№216 雨乞

    雲アブリ テンヌキ② 昨日 火を使う雨乞を紹介させて頂きましたが その続きです。  奈良県高市群明日香村では 少々異なって クモヤブウチ 山辺郡東山村でもこの語がある。南葛城郡葛城村 水沼では村人が藁を一束ずつ担いで観音堂に詣りクモヤブウチをした。五条市でも金剛山または坊城山に登り 各自麦藁二から... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№215 雨乞

    雲アブリ ・´テンヌキ ①  雨乞の火焚きをさす言葉として 大和を中心として分布しているのにクモアブリとかクモヤブリなどという一群の語がある。「南大和方言集」には雨乞に山の上で火を焚くことをクモアブリというとある。これは多分「雲炙り」であろうが これよりもクモアブリと呼ぶ土地の方が多い 奈良県山辺... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳時記№214 雨乞

    吉野水分神社 桜の名所で知られている 吉野山の奥に位置する 吉野水分神社 山にある立派な神社です 豊臣秀吉が花見をした時にもお参りしています。 雨乞のための生贄を捧げた場所は さらに上に上がり 青根ケ峯 周囲木々にか囲まれた直経10㍍ほどのところ 下を覗くと川が流れ 神聖な雰囲気がしました この近... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№213 雨乞

    宇太水分神社 宇陀市にある水分神社 この宇陀水分神社は三社あって 上社 中社 下社 とある。その中社が 中心と言われている。この宇太水分神社は 4カ所の水分神社の東に位置している。 上社は惣社と呼ばれ大きな山からの川がすぐ傍を流れ 水源が近くにある様に思える。 中社 鎌倉時代からの建物が歴史を感じ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№212 雨乞

    都祁水分神社 水分神社は東西南北に一社づつ その北に位置する神社です。 この地は 人々から忘れ去られていましたが 過去のTV番組「真珠の小箱」にて紹介され 知られることになりました。 8千年前に人が住み 3千年前に忽然と居なくなった それは 農耕を拡げる為に 飛鳥に移住したのではないか と考えられ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 今週の本の紹介です

    先週に引き続き 岡部恒治氏の本です。 学校の数学とは全く違った 思考トレーニングの為の数学

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№211 雨乞

    水分神社  葛木水分神社 以前に詳しく水分神社のこと 葛木水分神社のことブログにかきました。 再度訪れました。雨の日 葛木山の麓近く こじんまりとした 神社です。 背後に山からのきな川があり この水を大和平野に流すことが国の繁栄に繋がったことは地形から当時の様子が想像出来る地形です。

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.211 雨乞

    水分神社 奈良は雨が少ない 稲を育てるのに十分な水がない。 山の水源から水が十分に大和平野の田畑に流れるよう 大和朝廷の盟により大和の東西南北に分水嶺に神を祀る 水分神社は国家的大事業として行なわれた 崇神天皇と考えられている。                   都祁水分神社 葛木水分神社   ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№210 雨乞

    水分神社 以前も水分神社についてはブログに書きました。少し違った見方から書いていきます。 「大和は国のまほろば 畳なずく 青垣山籠れる 大和のうるわし」とあるが青垣の 山腹から 山麓から 時には里から仰いで神の教示のままに自らの精神生活を律したのでしょう 縄文時代 BC14からBC4 人口晩期17... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記№209 雨乞②

    雨乞については 以前ブログにかきました。 この酷暑のなか雨乞が必要かと  一般に稻作に必要な雨の量は2000㎜と云われる。一方古代 大和は他の地方よりも早くから開け東洋では中国西安の都についで多くの人口をかかえていた。「奈良の都」は五穀の一大消費地でもあった。しかし粟や稗 稲作に必要な雨の量は決し... 続きをみる

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  • 薬師寺近くか 大和の気象歳事記№208 冬待ち遠し

    暑い夏は寒い冬をしはいするか?  夏の暑さが翌年の寒冬を招くという人が案外多い 果たして本当なのかそうなのか そこで7月8月の最高気温と翌冬の1月2月の最低気温を比べてみた。」調査機関は1953年7月8月 から1997年1月2月の44年間少々古いデーターですが傾向は変わりないと考えられる。  最高... 続きをみる

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