「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

奈良の食べ物 大和茶

パソコン調子悪く ブログお休みしてました。
 大和茶

外部資料
立春から数えて八十八日目を「八十八夜」といい、暦「では五月の一日か二日にあたる。
このころになると、もう霜の下りる心配もなく、茶の若葉も伸びて、茶摘みの目安とされている。
中国では茶の歴史は古く、太古の伝説では「神農が百草を嘗めて日に七十毒にあったが、茶によって解毒した。」
と記され、茶は解毒の薬として用いられ、また覚醒作用が強いので酒毒を解くためにも用いられたという。
大和の茶の栽培の歴史について、「東大寺要録」の記録によると、「僧行基ありて、徳行共に高く、諸国に堂舎を建立すること四十九か所、並びに茶の木を植う、未世衆生のためなり」とある。また聖武天皇が百僧を招いて般若心経を講ぜられたとき、引出物として茶を賜わったことが記録に残されている。一説には、弘法大師が唐(中国)から茶の種を持ち帰り、今の榛原(宇陀)の仏隆寺に植えたのが始まり、とも伝えられている。それよりも古く日本にも野生の茶の木があったと思われるが、いずれにしても、わが国で初めて茶の木の栽培をして飲用されたのは大和の地であり、喫茶法を知ったのも奈良時代である。
大和高原北部地域を主産地に大和の至るところに茶畑があり、栽培されて、以前は京都の宇治へ送られ、「宇治茶」とブレンドされて売られていたようにも聞いていたが、最近ようやく地場産業の見直しから「大和茶」として盛んになった感がる。
茶にはビタミンCが含まれ、最近では、茶に含まれるタンニンは老化防止で注目されているビタミンEの約二十倍もの効果を持つことが明らかになったといわれ、アルカリ性飲料として健康に役立つなど、茶の効用が見直されている。
昔から「味は大和で香りは宇治」といわれ、大和の茶は腰が強くて「出」が良く、味が良いといわれている。
茶粥や茶飯も、大和茶によって奈良時代から常食されてきたのである。


本のある喫茶店 うのん
■住所 奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡ 0742-43-8152
■✉ honcafeunon.nara.nisinokyo@gmail.com


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