「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

大和名物 わらび餅

外部資料

「わらび餅」の原料はワラビの根からとるでんぷんである。
ワラビは全国至るところの山野に自生しているが、「わらびもち」は古くから奈良の名物として、そのひなびた味が知られている。
室町時代の物売りの絵図に、天秤棒で浅い桶を担いだ「わらびもち売り」の姿があり、かなり昔から庶民に食べられていたと思われる。
「わらびもち」は不思議と夏の食べ物とされ、緑の広がる初夏になると、さわやかな風と共に「わらびーもち」と長く声を引っ張った屋台車の声が回り始める。
奈良の土産用の「わらびもち」は奈良市内の菓子屋で売られており、その場で食べさせてくれるところの味とは少し違うが、やむを得ないと思う。
純粋のワラビの根のでんぷんはクズと同じように石を割ったような塊で、水で溶くと薄墨色をしている。


本のある喫茶店 うのん
■住所奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡0742-43-8152
■✉honcafeunon.nara.nisinokyo@gmail
https://sites.goole.com

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