「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

2021年1月のブログ記事

  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から ほととぎすとうぐいす ほととぎすていう鳥はな、あの、うぐいすに卵を暖めてもろて、かえしてもらうんでしょ、ひなに。なあ。ほんで、うぐいすに思いがあるわなあ、ほととぎすは自分が子供育てへんださかいに。自分の子供を。なあ。ほんで、うぐいすの声も出さんとあかんということやね。自分の声... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から 「鹿の親不幸」 着物でも、寒いときに、子供のときに、 「これ、上へ、その、ちょっとひっかけてしたらええ」とか。 「風邪ひく」とか言うて、言うことをきかんだときか、なんかやろうと思うんですけども、鹿の親が、あの、鹿の子に、あの、寒いから、それで首へ、その、真綿を出してきて、そし... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から かちかち山  狸と兎と、はじめ、なんですかな、泥の舟に乗せられて、狸に兎が。あの、櫂でその舟を叩き割って、そしてだまされて、その、えらい目においうたとかなんとかっていうようなことがあったような気がするんです。それから、あの、敵討ちのために、柴を背負うて、そして、帰ってくるとき... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から 「兎と亀」 むかし、兎と亀とが、その、駆けくらべしょうらと。ほいで、相談ができたというようなことでな。ほしたらもう、兎はもう、ああして四つの足あって、けども、もう、はねる力は強いし、そらあもう、亀のごそごそ歩くんとしたら、そんな問題やないんやと。  けども、亀はなあ、 「うん... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から 「泣き菜の由来」 その葉にな、粒が一つついとんですわ。あれは特徴や、あれはな。そういうことから、そのことの話、泣き菜に涙が落ちて、葉へたまったというようなことになっとんじゃろ、あれは。なあ。 嫁がないとんですやろうな、姑にいじめられて。それが落ちて葉にかかったのが、ああな玉に... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から 「果てしない話」 殿様が退屈して、そしてその、 「わしがもう、もうやめえって言うまで話をつづける者がおったら、ほうびをやろう」ということで、ほいで、誰が話をもってきても話にはしまいがあるんで、それで殿様に気に入られなんで、話が。そしてもう、お前の話はだめや、お前の話はだめやと... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から 「長い話」 「長い話教えてやろうか」って。 「うん、教えてくれ」ったら、 「天から長いふんどし墜ちてきたんやぞ」っちゅうて

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から 「綿入れ縫い」 着物の綿入れすんのに、裏縫うて、先着せといて、ほて、今の、またあとから綿着せて、ほいで今度は表着せて、ほいで、 「じいーっとぬげ」ちゅうて言うたって。そねん言うてしとったって。九助とかいうた思たで。 裏先縫うて、着せといてよ、こういう具合に。ほて、それへ向けて... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から 「ヨイショ」のいわれ から ヨイショという力の強い人がおって、死ぬときに、 「何か力がいるときにはオレの名を呼べ。必ず楽になるさかい。」 ほいで、あるときどえらい材木を引っぱるとき、どうしても動かんわけやな。そのときひょと思い出して、ヨイショという名前を呼んだら動くはずや。 ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から 「やかん隠し」 そうかと思や、山へ行て、その、仕事に行て、帰りしな、その、今のこのあたりでは、山へ行くの、きょうびはたいがい便利になったよって自動車で行くけど、昔は歩いて通たよって、その今の、山で茶わかして、はて飲むやろ。ほいたら、その、今の夕方になったら、その、茶わかすやか... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から 「はなし話」 「はなし教えたろか」って言うて、 「お婆さん口あけると」って言うて。 「それ、なんでよ」って言うたら、ほしたら、そこで説明ついて、 「お婆さんよってに歯がなかったんや。ほんで歯なしや」って。 「なに言うてんのや」ちゅうようなことでね、子供同士でようやったように思... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から 「倍増しの米」 豊臣秀吉が 「お前、しかし、なんじゃあ、おれに対して、なんじゃあ、なんなっとおれがやるさかいに、ほんで注文してみい」て、こういうことにしたら、曽呂利新左衛門が、 「それじゃあ太閤さん、あの、私の頼むもんをくれますか」ちゅうて、 「おお、なんなっと言え。やるわ」... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「川上村の昔話」から 「でこまわし」 「へたら姉さん、でこ回せ」言うて。でこ回せいうて、お鉢いむけて、この、芋をね、芋の頭て、この、子芋の頭のとこの丸いやつね、こを取った、あいつを煮しめてね、こんな鉢入れて持ってきて、へて箸と持ってきて。 それはね、でこ回せてどねんすんねやろなあと思てな、姉さん、... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん 睦月のお勧めの本

    奈良の代表する風景 西ノ京に住む我々にとって 万葉の時代から続く 薬師寺の東塔西塔そして大池からみる奈良の大和の風景があります。紹介は実際のもので。なんともいえない風景は奈良に住む私達の誇りでもあり、母の胎内の様な心安まるものです。

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    令和三年元旦 新年明けましておめでとうございます。 心より皆様に幸多きことお祈りいたします。 そして 皆様方 大変な新年 お身体をご自愛下さいませ。 マスク、検温は必ずお願いいたします。

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