「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

2018年9月のブログ記事

  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.292 神無月

    天高く馬肥ゆる秋  季節のうちでいつの季節が好ましいか?凜とした寒風ふきすさぶ冬が好き 何といっても青葉 若葉が薫る春がいい いや夏こそ人間本来の姿に返る絶好のチャンス 中でも即座に秋と応えた人が一番多かった。秋を人生の生涯にたとえると熟年の頃だと云う人もあって 言い得て妙とうなづいたりもする。 ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から10月神無月の予定

    琉球雀瓜 花咲きました 休み予定 1日(月)8日(月) 14日(日)15日(月) 22日(月) 28日(日)29日(日) 20日(土)貸切り 24日(水)おしゃべり会 貸切り イベントパーソナルカラー講座診断  27日(土) 午后1時半から3時半        小人数で行うため事前のご連絡お願いし... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのんから 今週のお勧めの本

    正倉院の宝物の保存・修復の内容を詳しく記載されています。 昭和の時代の本ですが 文化の継承の詳細がよく分かる一冊です

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.291 神無月

    十五夜 今年は9月24日でした 旧暦では仲秋の名月は8月15日と決められていた。それが9月であったり10月であったりする。十五夜の月が必ずマンマルとは限らない。月の丸さもかることながら この季節饅頭屋さんには月見団子にススキがよく飾られている。 吉田兼好は「月はくまなきものをみるものかは 雨に向い... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.290 神無月

    10月は数冊の本から奈良の催事を調べてみると 1月2月に次いで多くある  石上神社          榜示浚神事          1日 千光寺           戸閉式            3日 光明真言土砂加持法要    西大寺            3~5日 転害会           ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.299 神無月

    10月10日は体育の日 1964年の東京オリンピック開催されたのは天高く馬肥ゆる秋空の10日であった。気温の変化は 月の始めはまだ暑い日もあるが 日射しはひと頃よりやわらかく少し厚着をしていても戸外での運動には上着を脱ぎたくなる程度になってくる。日が進み月の中葉も過ぎると 気の早い年には木枯らし一... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.298 神無月

     10月上旬はまだ汗ばむ気候であったりしますが 本格的な秋を感じる時期になってくきます。また実りの秋で 五穀豊穣を感謝するお祭りも多く彼方こちらで行われます。 そして秋の花々も見頃になってきます。 バラ 霊山寺 奈良市中町 10月中    松尾寺 大和郡山市 10月10日以降 コスモス 喜光寺 奈... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.297 雨乞

    雨乞には 龍 蛇が神としてでてくる。 「仁徳記」には備中川島河の派におおきな虯がいてそれは村人に害を及ぼした とある。これは水に住む蛇形の水神であって 古代にはよく信じられていたことである。 萬葉集に わが岡の靇(オカミ)に言日手落らしめし雪の推けし其処に散けむ 靇は雷神と考えられる。この雷神は水... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.296 雨乞

     水の神のご神体として石を祀ることは「皇太神宮儀式帳」の中の伊勢国度会郡の社にみられるところであって、ここに形石にいますと記されていた。三十社近くの神々の中には 水神といわれる 朝熊 細川」水神やその他 明らかに水神と思われるものが多くある。またこれらの神々は 滝 淵を祀った神も見られる。これらの... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから うのんから今週のお勧めの本

    日本の伝統色を古来からの抽出方法で再現し表現されています。 色に纏わる歴史 文化 伝統等など 中身は論文のようです。 普段目にしている 色 への認識が変わる内容の本です。

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.295 雨乞

    雨乞は日本が大きくなる 人口が増え国力が増える源に必要であったことから関心がわいてきた 古代の雨乞 雨乞が仏教が日本に入って来たことで雨乞が始まったのではない。それ以前の民俗信仰でも雨乞は存在したと考えられる。道にある石を集め旱魃時にはそれを拝んだとある(出雲國風土記)そこには「旱に当りて雨を乞う... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.294  雨乞

    雨乞踊り 近江の國には雨乞踊りの例が多くあります。 浅井郡上許曾神社では 雨乞のため または雨乞の願が叶った お礼としての踊りをした。旱が続けば 村人達が集まって 雨乞の相談をする。そして験が叶えば必ずお礼踊りをする。費用はかさむが 青年達意向で行っている。雨乞とお礼は太鼓の曲は違う。お礼の時は ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.293 雨乞

    太鼓踊り 大きな太鼓を背に背負い 作り物を背負い 風流歌に合わせて 踊ることが西日本では多く見られた。これを 太鼓踊り カンコ踊り ザンザカ踊り等といわれていた。九州地方では楽 楽打などの名前で呼ばれている。この太鼓踊りを雨乞の名前はなくとも旱魃になると この踊りで雨を祈願する土地は多い。 岐阜県... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.292 雨乞

    人形芝居 雨乞には奉納 神の怒りをかう などで 雨を降らせることを祈った風習があtる。 その中で 人形芝居を催しもある。 奈良県五條市 丹原の丹生川神社の雨乞には子供人形の舞をした。この神社の神様は人形に反応し雨を降らすという また人形芝居の本場淡路島では 真言念仏或は踊り 湯立 操芝居等を雨乞に... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのんから 今週のお勧めの本

    読書の秋 食欲の秋 いかがでしょうか 著者の食べること大好きから始まったエッセイ 世界の食事文化に分け入る知的探検 世界の料理の王道を経験からの料理の民俗学の一冊です。

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.291 雨乞

    神楽 雨乞の雨乞面を被って舞を舞うこ 獅子を舞うなどある 神楽というものは内容にはいろいろあって 花祭りに使う面は雨乞の力をもつことが多い 三河の設楽では昭和15年に厳しい旱りが続き 村人総出白鳥山に登り祭壇を作雨乞をした。まず神官 続いて雨乞踊りをするが いっこうに効果なく 次に花祭りの舞をする... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.290 雨乞

    雨乞能 雨乞立願能についてゃ 興福寺で行なわれた記録がある。1493年 今春 金剛 宝剛の三座が15番の能を演じられた。また今の生駒市高山八幡にも 雨乞能1739年の記録がある。 そして若狭小浜には氏神の森にある蛇池には蛇木というものが沈んでいて旱天になるとその池を掃除しその木を取り出しその前で雨... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳時記No.289 雨乞

    雨乞面には芸能に使われたものは 何の芸能に使用されたか判らないものもある。 雅楽 奈良春日社頭において乱声を発して舞う時に面を使用雨乞を行なったとの話がある。 山形県に残る雅楽では(現寒河江市)に残る雅楽がある。名刹慈恩寺の祭礼にあるもので これが祈る雨であるかどうかは今の記録では考えられる。 元... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.248 雨乞

    雨乞と芸能 雨乞面は それを取り出す 水に漬ける 被って舞うなどにより雨乞に効果を出すものである。しかしなぜそれがその様に考えられるかは その面が神秘性を帯びた宝物とされたことと考えられる。日本の古来から神芸能においては 仮面を被った芸能が多く見られる。そのため 面も神秘性を帯び人々の間で宝物とな... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.247 雨乞

    雨乞面 近畿以西 近畿以西には雨乞面の例は極めて少ない  島根県の武明八幡宮の神宝の面はこれを出すと雨が降るというが この面は昔 城主の小笠原氏の先祖が これを被って能を舞ってたところ雨が降ったという伝えがあるので その由緒によるものかという。  岡山県では 弓削村に洗顔清水という泉があり 旱魃に... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳時記No.246

    流れ 明治22年8月18日」17日の台風の紀伊半島の図で和歌山県で甚大な被害のあった富田川筋と日置川筋の北東延長線上に十津川筋がある。 これ等二つの川の延長線上にある十津川筋西側は金剛山山地が続く1,000㍍を越す山並みが連なり一方東側は近畿地方の最高峯八剣山を推する大峰山が立ちふさがり黒い風に乗... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.245

    流れ 明治22年八月17日18日暴風雨  当時奈良県には雨を測る設備がなく当然降って来た雨の計測記録で手掛かりとして近隣観測設備の値は     18日   19日   20日   計 和歌山 32.4㎜  78.1㎜   ー   110.5㎜ 白浜  36.83㎜ 90.17㎜   ー   127... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から今週のお勧めの本

    海外の紀行旅行のTV番組は今は日々多くあります。 1959年に始まった最初の海外を紹介する番組 「兼高 かおる 世界の旅」かの経験を通じた人生観を感じる本です。 簡単に海外に行ける今 学ぶことが多くある事に気付ける本です

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳時記№244 流れ⑤

    御所流れ② 吉野郡水災史より引用した奈良県気象災害史によれば「八月十七朝天微曇薄暮に至て沛然雨下る。先是炎嘆連旬民雨を祈り日夕天を仰ぎ雲露を渇望して巳まさりしめ 此に至って田野・・・ 越えて十八日疾風北東より来り暴雨乱庄田野物多くは損害を被り 民家ために破壊するもの亦甚からず。夜に及んで風力益々強... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.243 

    十津川流れ 明治22年8月紀伊水道の南西海上から室戸岬沖を指向していた示度の浅い台風980㍊は当時の天気図には低気圧と書かれて 現代流で云えば豆台風であろう。8月19日午前9時中央気象台の天気図では殆んど静止していた。(夏台風の特徴)とあって、太平洋高気圧に押されてこの豆台風は進路を拒まれたものと... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳時記No.242 流れ③

    御所流れ 奈良県気象災害史(元奈良気象台長 青木滋一著)には元文五年七月十七日(1740年9月7日)の洪水について次の様な事が記してある。台風の襲来による洪水渦である。京都には甚大な被害が起こり 大和の國では「和州葛城川洪水 五瀬村の民家多漂流す。」と続日本王代一覧よりお引用している。 また「地名... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳時記 №241 流れ②

    長谷ダム(外部資料) 時代は下って記録もかなり詳しくなった天和六年(1620年)5月の大洪水 文化八年五月六日(1811年6月26日)の大洪水に続き約一ヶ月を経た同年六月十五日(1811年8月3日)にも水害に見舞われる洪水があった。俗に「長谷流れ」と称される大洪水で この長谷流れを慰撫する六字名号... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.240 流れ①

     災害史年表を見ていると 大和の国で起きた大きな洪水は飛鳥時代から江戸時代後期に至る千二百余年の間に82回もかぞえることが出来る。明治に入ってからも10数回と頻度が多く庶民を悩ませてきた。  今一度大和の国の地形を想起して下さい。周囲を丘陵と山に囲まれた青垣こもれる大和の国に降ってくる雨は 奥の浅... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.239 上北山の天気俚げん

    「天の魚が砂を食っていると近いうちに大水が出る。」天の魚は「ヤマメ」の別名である。この魚を捕って腹を割ってみると砂を多量に食っていることがある。この様な場合には近い内に大水がでるというのである。故人ではありますがは天の魚釣の名人の説によると まず 天の魚が砂を食べると出水は100%的中すると自信を... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.238

    秋を感じる時 夏至の頃は午后7時が過ぎても明るかった西の空も 高校野球の終わる頃には陽の入りも徐々に早まり9月に入ると一日一分の割で日没が早まってくる。「暮れそうで暮れない春の陽と嫁」と時代がかった言葉がある。その昔は 仲人が何度も足を運ぶが中々色よい返事が貰えない 春の陽も暮れそうで中々暮れない... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.237 地震と台風

     地震と台風 共に招かざる客 地震は突然の来訪 台風の襲来はある程度心の準備が出来る。本県の場合 北上する台風が北緯30度線を越えるとき 台風の中心示度が960hPaより浅い場合は風による直接の被害は稀である。台風の全面に雨を降らす前線があるときは 台風に刺激された前線による 大雨の降ることも多く... 続きをみる

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  • 薬師寺近くから うのん の今週のお勧めの本

    国際社会のなか 相互理解が必要 その原点ともいうべき 日本の伝統と心を日本語と英語で紹介されています。 英語の表現で気づく日本もあります。

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  • 薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.236 長月

    9月1日 防災の日 今日は防災の日 1923年9月1日 10万人以上の死者 行方不明者を出した 関東大震災の日 今年は台風が多く今こちら日本に大きな台風がきています 雨の降り方と雨量とのおおよその関係 雨がトタン屋根を打つ音が聞こえあちらこちらに水たまりが出来る。 1時間に5㎜から10㎜ 雨の音で... 続きをみる

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