「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

仏様たちの家の住み心地

外部資料

 仏様たちの家 お堂は一体おのような住み心地の状況なのか 
日本は非常に湿度が高い国。特に夏の多湿は世界的にも有名なぐらいである。もちろん大和も湿度は高い。
しかし お堂のなかは温度は低い。湿度がは温度と逆で、温度が低いほど湿度が上がる。したがって大和のお堂の中は湿度が高い。なかにはびっくりするぐらい高いお堂もある。
奈良の夏場の堂の中の湿度は80~90%である。
お堂の中が涼しいのはいいが 湿っぽさは仏様に悪い影響を与えると考えがちである。モノの保存には、乾燥が良く、湿っぽさは お堂の柱が腐ったり シロアリやカビなどの発生が心配される。このような現象があらわれるお堂は風通しの悪いお堂である。
お堂の住人である 仏様が あちらこちらに長旅によって 木の仏様の体にヒビが入ったり、傷んだりすることもある。しかし 住み慣れたお堂に帰ってくると 自然にその痛みが治ってくる。 適度な湿度が そのお体を守ってくれると思われる。
仏様に会いに行く際 湿度計を持参してみるのもおもしろいと思います。



■住所630-8053奈良県奈良市七条1丁目11‐14
■℡0742-43-8152
■✉honcafeunon.nara.nisinokyo@gmail.com

#正倉院 校倉の秘密

正倉院展今年は 10月29日から11月14日です
毎年素晴らしい宝物をみることが 楽しみです
そこで 以前にも正倉院のことはブログしましたが 再度ブログしてます。


大和の古文化財と気象
だれがいいだしたのか「校倉は積重ねてある三角の校木(あぜぎ)が空気の乾いている時はちぢんで校木の間にスキ間ができ、外の乾いた空気を入れる。ところが外が湿っぽい時は校木がふくれスキ間がなくなり、外の湿っぽい空気を中に入れたい。このようにして校倉の中はいつも良く乾燥して、宝物の保存に良いのである。」と。これを校倉の通気説と言いうことでおこう。

外部資料
この校木の調査で、収縮は天候によることはほとんどない。
校倉は壁に隙間を生じない木造建築である。
木材を多く用いてあるので、それがよく中の湿度の変化を少なくしている。
 (木材は空気が湿っている時は空気中の水分を吸い込む 乾いている時は水分をはきだす働きがある。)
床が高くて風通しが非常に良いので、土地からの熱や、湿気を防ぎ、校倉の中の空気を落ち着いたものにしていた。

■住所630‐8053奈良県奈良市七条1丁目11‐14
■℡0742‐43‐8152
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#吉野杉

吉野の美林

外部資料

外部資料

長い歴史を持ち 杉の美林で全国に知られている吉野美林の特徴は密植にある。ふつう一町歩あたり3,000から4,000本の苗をうえるが、吉野では一万本以上植え付ける。そして植え付け後、10年たったころから、間伐を繰り返し、100年以上におよぶ長期にわたって育成していくのである。
最初のころの間伐材は、おもに屋根の裏板を支える垂木に、樹齢40年前後の間伐材は、独特の美しい光沢を持った磨丸太(みがきまるた)にしあげられ、床柱などに利用される。最後に切る皆伐材は酒樽をつくる材料として京都・大阪の酒造地に送られていった。
吉野は京都・大阪の市場に近く、吉野川などの河川で筏流しができたため、江戸時代早くから立木の売買が盛んで、植林の積極的にすすめられた。
吉野の林業の改善と普及に取り組み、幕末から明治・大正にかけて吉野林業の名を高めたのが土倉庄三郎(どくらしょうさぶろう)である。
彼は県内はもとより 群馬 滋賀 兵庫の各県で植林をおこない、密植法を広め日本の林業の指導的役割をはたした。

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吉野の水

奈良県は日本最初の国造りの地
それには 稲作による支配階級が設立し 国の形が出来てきた。
その中で稲作には水が必要 しかし、奈良は雨量が少ないため ため池が多く奈良にはある
昭和22年からは十津川紀の川総合開発事業計画がすすめられ 25年から奈良和歌山で協定が成立し、猿谷ダムの建設がはじまった。

外部資料


大和平野導水トンネル 31年には吉野川の水がはじめて奈良盆地に流れこんだ。江戸時代以来の悲願がかなった。



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#石標奈良県

外部資料 二月堂

外部資料

外部資料 奈良町

外部資料
奈良には今も石標が残っています。石の道標です。それぞれの方向をしめしてくれてます。

外部資料
珍しいものとして東吉野村鷲家には 江戸を示しているものがある。

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