「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№192 雷

大和郡山市若槻町の天満神社

西融寺 がい外部資料
若槻の氏神様が菅原道真をお祀りする天満神社です。その境内に観音堂があります。堂の中には昆沙門天像が安置されていましたが 現在近所の西融寺に預けてます。
昔堂の中に井の東側にあった松の木に雷が落ちてきました。落ちかたが悪かったのか 松の枝に引っかかてしまいました。そこを昆沙門天像さんに捕らえられて 幹に縛り付けられきついおしかりを受けました。虎の皮の褌も取り上げられそうになりましたが深く陳謝して 以後若槻には落ちてこないことを 約束したのです。

薬師寺近くから 大和の気象歳事記№191 雷

神縄に引っかかたま雷(天理市苣原町)

外部資料
 天の神様たちの中で 雷が一番お酒のみであった。酒に酔うと裸になって赤い褌一つで太鼓を叩いて踊った。八百万の神様から地上へ降って人間のヘソを取って来いと命ぜられた。落ちそこない苣原の入口にある。
 悪魔除けの縄(カンジョナワ)に引っかかた。宙ぶらりになって苦しんでいるのを苣原の殿様に見つけられた。将来をいましめて助けられた。それからこの村には雷が落ちたことがないという。

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№190 雷

神様にしばられた雷
奈良県天理市備前町の天皇神社へ むかし雷が落ちた。神様の怒りにふれて しばられてしまった。それから一度も この神社へは雷が落ちたことはないという。これと同じ伝説が岩屋町の春日神社にもある。
雷が神社の境内に落ちたので明神様が たすぎかけで縛ったという。


雷と観音様
奈良県天理市南六条町

外部資料

杵築神社の境内にある観音堂の本尊が守護しておられるので 雷がこの町におちたことがないという。

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№189 雷

井戸に落ちた雷 (天理市指柳町)


外部資料

昔この村の氏神 春日神社の神主が一心に雨乞の祈願をしていた。すると東の空が曇り大雨となった。雷が鳴り出した。雷光一閃 神主の座っている所から少し離れた井戸内に見事に落ち込んだ。神主はすばやく井戸をふたをして重しをのせた。雷は「もうここへはおちゃせんから勘弁してくれ」と井戸の底から救いを求めた。そこでふたを開けて 雷に「もう二度とここへ落ちないか」というと 「これからは決してこの森へは落ちてこない」と誓った。それ以降このむらへは雷が落ちたことはないという。

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№188 雷

桜井市池之内 磐余稚神社


外部資料

この神社の本殿の前右側に 丸い松香石をつくった。
石灯籠の笠のような石が置かれである。これを「雷おさえ石」といっている。
この石の下に穴があって 底に柱穴のある石があり 何かの磁石のようである。これは昔この神社に雷がよく落ちるので あるとき村人たちが雷を取り押さえ この石の下に入れ
これらは ここに落ちてきてはならないといって 石でおさえたので それからは雷は落ちなくなったという。