「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和の気象歳時記

三条通り
三条通りを歩く目的の一つに川路聖謨の実蹟を知ることです。

外部資料

幕末には奉行所の与力同心たちは4~5年に一度 法蓮村で花火をあげる行事を行なっていた。その夜はまるで祭札のようで 町の人たちもずい分集まり 与力の妻などは衣類を新調して見物に行くというありさまであった。嘉永2年(1849)9月19日にこれが催されたが、その夜は三条通りの村々の畑の中に多くの篝火をたいて一里四方に星をつられたようであったといい、法華寺では舞楽があって笙鼓の音が聞こえ 野原では町民たちは弁当を食べ 酒を飲み歌い舞うというさまで 奉行聖謨は「今日なら中の酒はよほどうれたるべし」などと記している 奉行所と町民が一帯になっての楽しみであったようで幕末奈良の一面がうかがわれる。

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