「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から大和の気象歳事記

三条通り
三条通りを歩く目的の一つに川路聖謨の実蹟を知ることです。

聖謨が嘉永4年(1851)奈良の地を去る時 町民はあげて別離を惜しみました。町々からなら晒二反ずつが餞別として贈られました。ところが聖謨は町名をしるした熨斗紙だけを受け取り品物を返したので 春日大社の聖謨の武運長久を祈る石灯籠を奉納することにしたという。嘉永4年6月10日の出発の日に聖謨ははじめてそのことを聞いている。 奈良市中より山城境まで見送のもの充満し とあるほど 多くの人が木津川の渡しまで見送って惜別の情を示し さらに草津まで見送った人があったという。

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