うのんのブログ

奈良西の京薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№166 夏雷

雷三日

雷は真夏の午後巨大な積乱雲が崩れ真黒くなった空からは一陣の風と共に大粒の雨が降って 轟き光り 雷鳴が近づくに従い稲光も走る。  外部資料

ときには戦慄を覚え大雷雨となったり決して気持ちの好いものではない。この言葉は天気の諺の一つで天気予報とは違うがよく当たる俚諺である。梅雨明け十日は鯨のシッポ型気圧配置になることが多く下層から上層まで極めて安定した状態にある。安定した状態のときは発達した入道雲も太陽が西の空に傾き始めるに従い 入道雲の頂上付近から金床状となり形が崩れ薄暮が進むにつれて消散してしまう。同じような入道雲であり 夕方雷雨となるときは 一言で云うと上空に寒気が入っているときで 安定した大気の状態の場合はいかに大きな積乱雲が発達しても「雷」とは結びつかないと言ってよい。が上空に寒気は入ってくると 上空の大気は重くなり大気の状態が不安定となって安定度の限度を超えると大雷雨となる。地上の天気図で見ると太平洋高気圧の最も外側にある等圧線が朝鮮半島 日本海中部から後退し日本海側の本州沿に迄下りてくる。大陸から上層に寒気が緩っくりとおりてきた証拠である。この寒気の通過は一般に緩慢で経過するのに2日及び3日を必要とする。「雷三日」という諺が生れる条件が整ってきた訳で」上空の寒気は容易に「雷」につながり歓迎されるものではない。

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