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東大寺 二月堂修二会 2月20日から28日 別火
           3月1日から⒕日 本行

外部資料

外部資料法要

別火
この行法は東大寺の二月堂の本尊十一面観音に東大寺の僧侶(練行衆)がおのが犯した罪・けがれを懺悔して、国家の安泰と人々の豊楽を祈る法要で、東大寺の憎実忠(じっちゅう)和尚によって天平勝宝4年(752)にはじおめられた。正しくは「修二会」といい、詳しくは「十一面悔過法」・「二七日(にひちにち)六時の行法」という行法で、一般に「お水取り」と呼ばれている。これは、十二日夜、本尊にお供えする霊水を汲み取る行事があるからである。また「大松明」とも呼ばれているのは、練行衆(この行法に参加する僧侶)が二月堂に上堂する際、道案内として松明を用いるところからおこった名である。
この行法の起源については「二月堂縁起」によると、実忠和尚が笠置の竜穴に入り、常念観音院で菩薩たちがおこなっている行法を目撃し、これを人間の世界にも伝えようとして二月堂を建てて始められたのである となっており、それ以来、今日まで継続されている行事で、東大寺の年中行事のなかでも重要な行事となっている。
この行法は十四日間にわたる行法であり、毎日正午から夜の零時過ぎまで一滴の水さえも許さない厳粛な行法であるだけに、本行に入るまでにいろいろの準備がおこなわれる。東大寺ではこれを前行(別火)とよんでいる。



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