薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記
大和の自然
ユリ ⑥
コオ二ユリ
外部資料
外部資料
全形がオニユリに似ていて小形なのでコオニユリという。北海道から九州に、至る全域に、また海浜から高地にまでおよぶ。やまとでは、ごく普通種で山腹や吉野川の川岸に多い。洞川付近ではコオ二ユリに似て葉のきわめて細いのが野生している ホソバコオ二ユリ に思われる。花の黄色品を キバナコオニユリ と呼んでいるが大和では見られない。
七月ころ 房状花序をなして澄赤色の花を開き、黒カッ色の斑点を有する。花弁の反巻が強く、球根は食用となる。