大和の自然
馬魚（ワタカ）
明治45年の山辺郡史をみると
元弘年中　後醍醐天皇笠置より御行幸を赤松円心畏くも追跡し奉り布留社頭に至る。此時円心の馬踵き帝の御馬亦之に和せんとす。是に於て帝自ら馬首を斬りり御身を芽中に潜め危難をを避け給へり。其馬首池中に落ち奇魚となる。依て馬魚と称す。能く杉菜を好む。
とある。
後日ごだいごと　ワタカを結びつけた伝説が自然に出来たと考えられる。