「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から大和の気象歳時記

国境疫神祭
境界で行なわれる疫神祭は自らの生活圏に入ってくる疫病を防ぐこと 外へ出向く時の道中安全を祈ることと考えられた。古代においては 天然痘(疱瘡)と推定される。疫病は人から人へと伝染していくので 往来のはげしい主要道に沿って集まる チマタ においても疫神祭祀は行なわれた。
 インド祇園精舎の守護神ゴーズは 日本に伝来すると荒ぶる神として国津神系譜の頂点にたつ スサノヲコトと同一視され 牛頭天王と呼ばれた 疫病を防ぐ厄神として祭祀されるようになった。
この信仰は ゴズ(牛頭)神はクズ(国津・葛など)神と音韻が変化 国津神は国土で守護する土神 クズ神と国津神は疫病の侵入を防ぐ神として結びつきを見せる。

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