「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くのうのんから 大和の気象歳時記

大和の自然

外部資料

日変化は2度程度
 大和は歴史の国であるので 古文化財が至るところにあり その宝庫であるともいえる。これら古文か財は永久保存さるべきものであって 保存と気象との関係はどの程度に結びついています。
 一般に物資を収容する箱内の気象要素のうち、保存に関係するのは気温と湿度だといわれている。しかし保存する物質の種類によって 両気象要素の関連性は変化して なかなか複雑である。たとえば刀剣や鎖のような金属製のものと 衣類や 羽毛のような繊維性のものとでは 保存適性の発生条件が当然異なる。ところが いかなる気象条件が最適かという問題になると混沌としていた。
は古文化財保存期間中の白ビは正倉院の御物であるい。千三百年余も保存されてきた最大の理由は火災のおこらなかったことで このために保存の任務当たった人々は、人知れぬ労苦を幾世紀も重ねてこられた。さらに大和の自然災厄の少ないことが保存効果ヲ高めたと言っても過言ではない。
正倉院の倉の中の気温日変化は非常に小さく普通の気温の変化が15度であるのにたいして庫内は2度程度である。

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