「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から 大和の気象歳時記

大和の自然
吉野群山のこううう機構
大台ヶ原山を含む台高山脈系および山上ヶ岳から南下する大峯山脈系はいずれも南北に走っていて 縦断しているために両者の降雨機構は違っている。さらに西方和歌山県境にある荒神岳一帯は山魂をなしているために、前二者とまた異なる雨の降り方をする。

台高山脈  外部資料

また大台ヶ原山であるが山頂付近は本州で最も雨量が多く 大和平野の約3倍である。大台の豪雨の激しい時には 1時間に100㎜も降るのは珍しくなく 大台の雨は上からばかりではなく 下からも降りわいてくる、といわれるほど文字通りの土砂降りである。
このような雨が降るためにはよほど強烈な上昇気流がなければならない。大台の雨は局所
的であって、極狭い範囲に集中している。

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