「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺花会式 香りの文化 伽羅香木  薬師寺近くの「うのん」から大和気象歳時記

伽羅香木 
香は 香料は奈良時代に仏教と共にその儀礼の用具として伝来した。
以降平安時代には貴族社会で発展し、中世以降は南蛮渡来の希少な沈水香木として愛好されるようになった。藥師寺は香の伝統文化を護持してきた。

伽羅香木 高さ68㎝ 幅32㎝ 重さ7.5㎏

香木はベトナム ラオス等東南アジア熱帯地域に沈丁花料の常緑樹で、木心部が長年土中に埋もれ、樹脂部分が凝集して芳香を放つようになったもので、水に沈むことから沈香といわれている。シャム産のものを「羅国」(らこく) スマトラ産のものを「寸聞多羅」(すんもんたら)というように地名を香木名とするものが多い。中でも最上級の香木を「伽羅」を(きゃら)として珍重する。この伽羅香木は、古くは南蛮より渡来した香木で、香老舗により代々大切に伝えられたもので、優美で気品ある香りをはじめこれ程の大きさ、姿、重量のある伽羅香木は大変珍しく貴重なものである。


藥師寺の宝物の紹介された本からです

■住所 630-8053奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡  0742-43-8152

×

非ログインユーザーとして返信する