「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

#筆と墨

大和の伝統工芸品の「筆と墨」

外部資料
社寺を中心に栄えた大和では、古くから筆や墨がつくられ、江戸時代になると特産品として全国にその名を知られるようになった。社寺参拝のために大和を訪れた人々が、みやげものとしてもとめ各地に広まったと思われる。
明治になってペン インクが入ってきたが 学校教育に習字が取り入れられることは新しい需要になった。
幕末に筆作りの名人 川勝亀藏(かわかつかめぞう)は、東京上野で開かれた 第一回内国勧業博覧会に 筆を出品し褒章を受けた。奈良毫筆協和会が設立され 筆の製造 販売にたずさわる人と人の組織が出来 奈良は筆つくりをリードしていくことになった。


墨は製墨業者44人は同は明治13年 永香組(えいこうぐみ)をつくった。このころ新しく開業する者がふえ 粗悪品が目立ち品質を守るために 奈良製墨業組合をつくりすべての製墨業者を加入させ品質保持のきまりをもうけた。
こうした努力が積み重なり奈良の墨の伝統は引き継がれてきている。

■住所奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡0742‐43‐8152
■✉honcafeunon.nara.nisinokyo@gmail.com

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