「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から大和の気象歳時記

山地の村落
山地の村落として特異なもは青野山地に求めることができる。山高く谷深い地形が盆地のように自由に村落の発達を許さないので 谷底近くの道路の沿道に街村が発達する。昔山腹の緩傾面に山林を切り開いて村造りした所がある。村落の和も平地部に比べ非常に少なく村落の戸数も5~6戸くらいのものである。
山深いところにどうして村ができたのは 平地部の唐古(からこ)のように弥生式遺跡が山中には発見されず村落の発達も遅れていたのではないかと考えれる。しかし白鳳期に役小角(えんのしょうかく)が大峯山を開いた際 前鬼 後鬼 が小角の命により北山川流域の下北村前鬼の土地を永住の地と定めたという。この部落は周囲はけわしい密林で閉ざされ 標高839㍍ 東南に傾斜する平地を巧みに利用した。また分徳天皇の長子推喬親王が川上村高原に来て木地職を伝えたという。このときの供臣がここにとどまり 川上郷士の祖となって子孫代々木職を営んだ。

外部資料

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