奈良南地域の山々

外部資料
南半の弥山から大日峠に至る奥駈道はみな1500㍍以上の山々が連なり　シラベトウヒなどの原生林はなお暗く大山レンゲの純白な花が咲き満ち　吉野熊野公園の原始林も美しく　それぞれの山頂は展望台となり　心ゆくばかりの自然美を味わい得る。弥山頂上に神社がありお　坪ノ内天河神社の奥宮として女子も参拝できる。山ノ岳と前鬼の中間でそれぞれ24㌔で1日行程　山小屋がある。八剣山は元地図に仏経ヶ岳とあったが訂正されさらに八経ヶ岳が正しいともいわれ　三つの名を持っている。高峯を尾根伝いに上下して南進すれ釈迦岳を経て大日岳に達する。大日岳には岩壁に鉄鎖が掛けられ　頂上に大日如来像が立っている　
昔は南方へなお峯々を伝って修道者の道が通じていた。この並びの山々は1500㍍以上の俊峯のならび立つ大峯山脈は地形上　「近畿の屋根」と称せられる。