うのんのブログ

奈良西の京薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.318 霜月

山茶花で知る冬の寒さ

外部資料


10月末には来春までの寒候期予報の発表がある。約6ヶ月間の長い期間の予報で1ヶ月予報と異なりこの先6ヶ月間の濃度の高い傾向予報である。標題の山茶花であるが まさか 山茶花が寒暖を予報する訳ではない。青森地方では「青山に雪は暖冬」という俚言がある。俚言の意味することと同じ奈良県上北村では「紅葉に雪がかかるとその年の冬は暖かい」という。
 青森では青山であるが奈良県上北山村では紅葉である。青山であれ紅葉であれ時期的には早くも雪が降ってきた。普段の年ならばこの時期北極付近の寒気塊の溜り場では寒季が蓄積されて 広く大きくなってゆくのであるが 青山に雪が降ったり 紅葉の時期に早くも雪が降ってくることは北極附近で寒気塊が左程蓄積されず 小出しに寒気を放出し気候の前倒しと考えられる。従って肝必要の厳冬期には蓄積されるはずの寒気塊も少なくなく 冬としては暖かくすごせるのではないか。
本題の山茶花であるが 「山茶花の雪の多い年は寒冬 少ない年は暖冬」と云うことは先程の青山に雪 紅葉に雪と反対に考えればよい。山茶花の蕾が多い年は秋暖と云う言葉を使うとすれば 将にそれで秋暖で過ぎれば蕾みも沢山つく訳である。一方この様な状況では極附近では寒気の蓄積は順調に進みやがて蓄えられた寒気塊は時節ともなれば シベリアから日本海を渡って本州に襲いかかってくる かかくして冬のレッテルを貼られた山茶花はものの見事に寒気予報をやってくれたっことになる。


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