「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№156 梅雨

スモモの荒神祭り

外部資料

 スモモが店先にでる頃ははげしい気性の崇り易い神と観念さっれている荒神さんの祭りが6月28日橿原市内膳町西の小綱である。この荒神祭りの日から浴衣を着ると厄除けになると云い伝えられている。一昔前にはきそって浴衣を着てお詣りした。数十年前には 内膳町に居た人達は「この日は必ず雨が降る。測候所の予報よりもよく当たる」と自慢されていた。 加えてそのころの土地の人は 測候所のことを 「どっこい所」と冷かされていた。「晴」の予報が どっこい雨とはずれることを指してのことである。加えて戦地に征く息子に戦闘になれば 測候所 測候所 測候所と三度唱えなさい 敵の弾にたらない呪文だそうです。 また腐りかけた御飯を食べるときも 測候所 測候所と云って食べると少々においのする御飯を食べてもたらないとか(昭和20年後半頃までの話)いずれにしても6月下旬は梅雨真只中 雨の降る確率は極めて高い。
お天気の特異日をみても6月29日を中心にその前後は梅雨前後によって大雨をみることが多く 雨がふりそうでも祭りの最中はさけてとる ゆり祭りにくらべ スモモの荒神さんの場合は 中和地方の田植後まだ田甫に水を必要とするとき 荒ぶる神に大いに荒ぶって貰い早苗がすくすく育つことを祈念するのが スモモの荒神祭でしょう

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