「うのん」の気象歳時記ブログ

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春日野 采女

采女神社の祭りは、采女が月夜に身を投げたということから、毎年中秋の名月の夜に行われる。

外部資料
十五夜の月が春日山と高円山の谷あいから美しい姿を現すころから、舳にみごとな竜頭をつけ、舷にはきれいな雪洞を立て、真ん中に花扇を立てた花扇舟が猿沢池を周り、花扇を水面に浮かべて采女の霊をなぐさめる。集まった老若男女は、きれいな花扇舟の巡行を賞しながら、この池に足をつける。こうすると冬になっても霜焼けにかからないという。猿沢池はるか竜宮に通じているといわれ、古くは水神信仰のある池である。室生の竜穴の善達竜王も、はじめはこの猿沢池にいたが、采女が身を投げたので、死をいとうて春日山の香山に移り住んだ。しかし、ここにもしかばねをすてるものがあった。


さらに室生の竜穴にすまいを移したという。春日山の香山神社は、竜の遺跡とよばれている。雨乞いには、近在近郷はみな香山神社に祈願する。

■住所奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡0742‐43‐8152
■✉honcafeunon.nara.nisinokyo@gmail.com

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