「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

奈良の大路 一条大路(佐保路)

平城京の」一条大路で、東大寺の転害門から西にのび、平城京に通じる大路である。奈良時代創建の総国分寺東大寺と総国分尼寺法華寺を結び、沿道には、大宮人たちの住居のあったところで、当時大宮人が桜かざし、万葉集をひもとけば明らかである。平安遷都後も、京都、大坂北部からの交通の要路であったこちょは、枕草子、蜻蛉日記をはじめ江戸時代の奈良名勝記、大和名所図絵、大和名勝案内記などに書かれている。現在も旧奈良市の北方における商店街として賑わいをみせている。
この道にそって聖武天皇佐保南陵をはじめ、仁正(にんしょう)皇后佐保東陵、興福院、不退寺、海龍王寺、法華寺といった名刹や狭岡神社、常陸神社がある。この道は古都奈良の往来を偲ぶにふさわしい道として多くの人々に親しまれている道である。

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