薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記
「紀州の龍神民話」
猿と狐
ここ(鶴が城のふもとにある)にコンヤの池いうものがあるんやけど、そこへ猿が狐に「猿さんここへ尻尾つけといたら大きな魚、大きな鯉がくいつくさかい」いうてだまされて一晩おったところが、冬で水がバンバンに凍りついてしもた。
猿が力んでとろうとしたら、尻尾がプツ根元から根元切れて、そして猿の尻がはげて赤いものになった。いう話を昔、親から聞いたことあります。
「紀州の龍神民話」
猿と狐
ここ(鶴が城のふもとにある)にコンヤの池いうものがあるんやけど、そこへ猿が狐に「猿さんここへ尻尾つけといたら大きな魚、大きな鯉がくいつくさかい」いうてだまされて一晩おったところが、冬で水がバンバンに凍りついてしもた。
猿が力んでとろうとしたら、尻尾がプツ根元から根元切れて、そして猿の尻がはげて赤いものになった。いう話を昔、親から聞いたことあります。