薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記
「紀州の龍神民話」
一口話
トンボと蝉がおってのう。トンボはすいすい気持ちよさそうに空を飛びまわっているし、その下で蝉はせっせと食べ物を集めていた。冬がきて、トンボは食べ物に困るようになり、蝉の所に食べ物をもらいに行ったが、蝉は言うのに、「暑い暑いってい言って遊んでいると 冬、食べものがなくなるよ。暑くとも苦しくとも働かなくちゃ」とトンボがいわれたそうな。
わしらこんな話よう母親から聞かされたんや。
「紀州の龍神民話」
一口話
トンボと蝉がおってのう。トンボはすいすい気持ちよさそうに空を飛びまわっているし、その下で蝉はせっせと食べ物を集めていた。冬がきて、トンボは食べ物に困るようになり、蝉の所に食べ物をもらいに行ったが、蝉は言うのに、「暑い暑いってい言って遊んでいると 冬、食べものがなくなるよ。暑くとも苦しくとも働かなくちゃ」とトンボがいわれたそうな。
わしらこんな話よう母親から聞かされたんや。