「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「川上村昔ばなし」から
「二股の柵と獄門平」
大台ヶ原山のふもと、筏場より東方四キロ半、吉野川の上流の本沢川と北股川の合流するところを二股といい、後南朝の王、自天王が三ノ公におられたころ、柵のあったところである。皇居を守る武士は、ここに関門を設けて道行く人を誰何した。ある日、武士が通行の勘問したところ、かねて土民に教えてある合言葉を知らず、答えのできない者が六人あった。武士はこれを捕らえてごうもんすると、かれらは幕府の命を受けて神霊を盗みに潜入したことを白状した。そpこで、これを三ノ公川の川原で斬首し、その首を二股の柵にさらした。
その斬首した川原を、村人は今も獄門平とよんでいる。

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