「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

市販されていない本です。
「川上村の昔話」これは地元の方に聞きながら書かれたものです。岡節三様が中心にまとめられたモノです。私が所蔵いたすものはゲラ刷りのものです。同じ話が語り部にの方により表現が違うことも非常に興味深いものです。
「姥捨て山」
お婆さんが年寄って、姥捨て山へ負われていかれかけたら、負われとるお婆さんが言うには、
「お前もやっぱりこういうぐあいになるんじゃぞ」と言われて、中途からもうへたって帰ったと。



年寄って、もう間に合わんようになったら、姥捨て山へ捨てていかなんなんと。ところが、あの、捨てにいかんだら、みんなから白い眼でみられるで、その家の息子や娘たちは泣き泣き連れて行ったというような話ですな。
あるいは、夜連れていったとか・それで、あまり悲してかなわんから、みんなに人目忍んで食べ物運んだという話は子供じぶん聞きましたねえ。

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