「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

仏足石

仏塔です


釈迦が入滅したとき、あとに残された仏教徒たちの動揺は相当なもであった。彼らの疑問にたちどころに答えてくれる師はもはやいないし、なによりも精神的支柱がなくなってしまった不安は大きかったことであろう。そこで釈迦に代わる崇拝の対象がほしかったと考えられる。その対象としてもっとも代表的なものは仏像である。しかし、仏像を直接彫刻することは初期の仏教徒にとって畏れ多いことであった。しばらくは仏像の制作はタブー視されていたと考えられる。仏像は仏滅後数百年後 ガンダーラ マトゥラーの時代になってくる。
最初に崇拝の対象になったのは仏塔である。釈迦の遺骨(仏舎利)は八つの地方に分配され、それを奉るための建造物として仏塔が造られた。

×

非ログインユーザーとして返信する