薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記
大和の雨乞の歴史
雨乞と忌籠り
天理市長多岐最初は氏神に願立てをし、一日籠りといって夕飯頃まで籠る。そして神慮をうかがって花笠踊とか子供相撲を催す。それで効のないときは二ヤサンニチ(二夜三日)のお籠りを弁当持ちでした。
福住村井之市では氷で室神社に籠り神主に拝んでもらった。御所市旧宇知村では葛城神社(金剛山の雨の神)にお籠りする。
磯城郡地方では雨乞には神社に詣って祈るのが普通だが弁当持ちで神社に一晩お籠りすることがあった。
南葛城郡葛城村(現御所市)重坂では火振りもしたが官籠りといって神社に籠り「心経」を唱えた。ただし心経を唱えるのは真言宗の人だけであった。