「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

大和の雨乞の歴史
インド 中国の竜の信仰は密教の発達によって我が国へも簡単に受け入れられた。このことに先立ち蛇神への民族信仰が既にあったことが「常陸国風土記」にみられる。夜刀の神はその形は蛇鼻にて頭に角あり また別に角のある大蛇の話も出ている。当時すでに竜形のものが想像されて竜の語はすでに斉明紀(662~671)元年五月の条に 空の中に龍に乗れる者有りて云々とあって「和名妙」にはこれを「多都」(タツ)と読ませている。タツとはカンダチ・ユウダチ(共に雷 雷神)の語と考え合わせると神霊の顕現を意味するものと考えられ 古人が雷鳴や電光を神一竜神の出現と考えた名残である。

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