「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

お峰のデンソソ(畝傍山山口神社夏登り)

外部資料


昔は、武装した行列が雲梯(うなて 畝火山口の北西)の川俣神社まできて、神社の前を流れる曽我川で身を浄め、神社で祭式の装束にきがえたので、川俣神社を一名(装束の宮)ともよばれる。畝傍山の中腹に、「馬つなぎ」というところがあって、そこに馬をつなぎ徒歩で頂上にのぼり、「天の真名井」と伝えられる霊水で手を浄め、畝火山口神社管司が三つかみ半の埴土を取り、山を下る。土を入れる箱は、昔は毎回新調されたが、今は唐カンを常用している。この土をもって住吉祭礼の御神器がつくられたとい。近年「埴土取り」の日は二月十七日と十一月二十三日の前十日間ぐらいのうちで、住吉 畝火の両社のあいだで日を決めておこなわれるので、毎年少しずつ日のずれはある。

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