「うのん」の気象歳時記ブログ

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大和の自然
ムカシトンボ

外部資料
ハッチョウトンボが世界で一番小さいトンボなら、もっともオリジナルの古いトンボはムカシトンボである。
早春のころ、金剛 葛城 や多武峰 室生の谷沿いの道を歩いていると、黒褐色の地色に、原始的な黄色の斑紋をひらめかせた優美な姿でとんでいるムカシトンボをみかける。山桜の若葉が芽出すころになると 渓流低く求婚のために飛び回る雄の姿とを初夏に目にする。
ムカシトンボは地質時代 まだ地上に巨大なトカゲがカッポしていた中世時代ジュラ紀に栄えた一群のトンボ類の直系で、生きた化石といわれるほど古いものである。
またこの仲間は世界でただ二種類しか残ってない。
一種類はインドヒマラヤでただ一匹の幼虫が採取されたマラヤカシトンボと日本に産するものである。
日本では 山地渓流の源流に近い水温の低い流れに発見されている。奈良県では大台の塩辛谷源流と吉野川の源流引く水付近で幼虫が採取された。その後金剛山 葛城山 山上ヶ岳 竜門岳 多武峰 室生 護摩壇山 伯母子岳 弥山 など各地の渓流で見つけラレ手いる。

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