「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

大和の自然
微気象から見た植物分布 好循環形成
春日奥山妙見宮下の谷に カキカズラが自生している。カキカズラは南方植物。したがって冬の気温 地温が第一に問題であるが 奈良市内より気温1.5度以上高く 地温ともやや高く0度以下に下がらない。また南向きの谷で寒風を遮り四周を樹木で囲まれ 霜 霧柱もない天然の温室になっている。
都介野のスズランは寒冷地の植物である そのため夏の気温 地温が問題となるが 吐山と香酵峠付近は 大和平野と比べて気温は4~5度低く 地温は7~8度低いようである。北向きの斜面に自生している。

外部資料

妹山の ツルマンリョウは暖地性植物であって 生えている場所は地表気温は周囲と変わらないが 地中温度はツルマンリョウ地帯はかなり高い。またこの地帯は腐食土におおわれ冬の地温を下げない働きがある。

外部資料

この資料は昭和10年代のデーターによるが 今もこの自然の現象は変わらないと考える。

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