「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

大和の自然
ガン治療に服用 効きは不明

ハデコイをガン治療に求める人は成福寺の村にやって来て村「年番」に申出る。年番は受付けの役目をするもので控え帳に客の住所姓名を記録した後「取番」に取次ぐ。そこで取番は寒谷にでかけて採集してくることになる。これらの役はいわば一種の権利のようなものと考えられ、村13軒で毎年順番にこの役割を回していく取決めになっている。ハデコイの服用は大きさ6,7㎝程度の二尾をもって一回分一服ということになっている谷の水とともに竹筒に入れてもらったものを持ちかえり 生きたまま水とともにのみであるこむのである。
漢方薬店に 「サンショウウオの黒焼」があるが その正体はハコネサンショウウオ
もっともこの風習のように生食したという点は非常に珍しいが 今はすたれている。

×

非ログインユーザーとして返信する