「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くのうのんから大和気象歳時記

薬師寺から少し離れて
佐保山あたり
眉間寺遺構

外部資料

聖武天皇佐保山南陵の前に位置し山号は佐保山律宗 東大寺戒壇院末寺であった。「大和名所図絵」によると 本堂 観音堂 太子堂 多宝塔 鐘楼などがあった。「諸寺縁起集」に「本尊阿弥陀」又聖観音堂 太子堂 杵塔在之 此寺仁在聖武天皇 淡海公等之御墓在之者也と」とみえ「「和卅寺日記」には「眉間寺領百石」は平平勝宝八年に聖武天皇御年五六歳にて崩御し給ひ此迎に葬り奉り傍に寺を建給ふ。今に廊あり。二重の塔あり 本尊は地蔵菩薩 霊宝には聖武御祈持の舎利同御受式の持衣辰筆の最勝王経もつけいの十六羅漢あり。毎年五月二日東大寺の諸僧会合して法事あり。本堂うしろのかたに光明皇后の廊あり云々」とある。後者によれば 当寺は聖武天皇没後山陵の傍らに伽藍を創建したことになる。しかし佐保山眉間寺住持次考(薬師院家藏)には平平勝宝六年(754)七月八日 聖武天皇が太皇太后藤原氏のために建立し 古く眺望寺と称したのを のち天徳二年(958)4月2日 本尊の眉間から舎利が出たので これを奏聞くし眉間寺の勅額を賜わったという。

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