薬師寺近くのうのんから大和気象歳時記
薬師寺から少し離れて 正倉院
外部資料、
八世紀の中頃奈良時代の天平勝宝八歳(756)聖武天皇の七七忌の忌日にあたり光明皇后は天皇の御冥福を祈念して御遺愛品など六百数十点と薬物六十種を東大寺の本尊盧舎那佛(大佛)に奉献せらた。皇后は奉献は前後五回におよびその品々は同寺の正倉(現在の正倉院校倉宝倉)に収蔵して永らく保存せられることとなった。これが 正倉院宝物の起こりである。そして、これより二百年ばかり後の平安時代中頃の天暦四年(950)に大仏開眼会をはじめ重要な法会に用いられた仏具 什器類 が東大寺羂索院の倉庫からこの正倉に移され光明皇后奉献の品々と併せて厳重に保管より成り立っている。特筆すべきは献物帳(目録)と一緒に納められたことです。