険しい切り立った南大和①

山上が岳　外部資料

奈良県は地形上吉野川渓谷で南北に異なった地域にわかれる。
海抜1000㍍以上の山々は殆ど奈良県の南半の吉野山地にある。
北半の奈良高原盆地の周囲の山々や高原は低く　大和高原や竜門山地には1000㍍を越えるのは一峯もなく　生駒金剛山脈では金剛山（1125㍍）ただ一つである。
宇陀山地では高見山1249㍍　三峯山1225.5㍍　倶留尊山1037.6㍍　の三山である。しかし吉野山地では1000㍍以上の山々は多くあり　５０以上ある。この山地は急俊な壮年期の地形である。1500㍍以上の山は仏経ヶ丘1915㍍が最高として　わずかに20峯前後である。その分布は吉野山地の中央を占める大峯山脈にある。そこにそびえる秀ヶ峯1695㍍　三津河内山1655㍍　経ヶ峯1523㍍　の三峯である。大峯山脈では1500㍍以上の山十峯を占めている。山上ヶ岳　稲村ヶ岳　竜ヶ岳　大普賢岳　国見岳　七旺岳　行者環岳　弥山　八剣山　明星岳　頂仙岳　七面山　仏生岳　孔雀岳　釈迦岳　大日岳　天狗山などである。山の名前は仏教に関するものが多く修験道の道場として役行者の開いた山々である。