薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記
外部資料
神仏分離 吉野 金峯山寺
蔵王権現の信仰や山伏で有名な吉野山の金峯山寺では、新政府から蔵王権現は仏ではなく神だと決めつけられ、寺を神社にあらため、僧侶全員が神官になることを命じられた。金峯山寺では、民衆のあいだに蔵王権現への根強い信仰があることを知っていた五條県からの助けを受け、蔵王権現は神ではなくもともと仏だとしてその命令にはげしく抵抗した。
しかし、新政府があくまでも金峯山寺を神社にすることを強行したので、明治7年(1874)6月、ついに山上にある蔵王堂を金峯山寺の奥宮、ふもとの蔵王堂を口宮とよぶことにし、金峯山寺を金峰神社とあらためた。そして、蔵王堂の建物はそのままにして、なかにあった仏像・仏具・経巻を他の場所に移し、吉野山の神仏分離が完成することになった。
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