「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

奈良の地名 平城京六坊大路

平城京六坊大路
平城京は京東へ一条大路から五条大路へのあいだ、五坊、六坊と、現在、京街道とよばれているところまで拡張された。東向・橋本・餅飯殿・京を結ぶ線が、六坊大路と呼ばれたところである。この大路を界として東に興福寺・元興寺が建立されたのである。このところは古くは門前町として発展したところで餅飯殿町名も餅飯を製した民戸モチべーモチヒド(戸)から生まれたものではないかともいわれている。古都奈良が宗教都市から観光都市へ発展するにつれ、一層賑やかとなった。この地は奈良公園の入口となっているところから旅館 土産物店など軒をならべるようになった。江戸時代にこの大路にそった木辻町が傾城町として発展し、明治43年国立奈良女子高等師範学校の設立、大正3年大阪電気軌道kk(現在の近畿日本鉄道KK)の開通、昭和46年3月日本万国博覧会の関連事業としての大宮通りの開通などによって東向・餅飯殿通りは一層の発展を促し、旧市内のうちでも東向通り、餅飯殿通りは最も近代化された商店街となっている。

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