「うのん」の気象歳時記ブログ

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「川上村の昔話」
姥捨て山の話 4
親を捨てかねて、連れて帰って隠してあったと。そして、殿様が難題を出したと。それがなんであったかというと、あの、灰でもって縄をのうて持ってきたら、その、許してやろうということで。息子が悩んでしておったところが、母親が、
「ああ、その、何を悩んでおるんや」と。
「実は、お母さんを連れて帰って隠してあったために、殿様が灰で縄をのうて、それを持ってきたら、そうしたら、あの、許してやろうっていうんや」という話から 母親に あの、それならっていうことで、縄を、こう、なにしておいて、そして、端から火をつけて、ずっと縄を燃やしてしまったら、その、灰が縄の形になってでけたと。というような話は、聞いたことがあるように思いますけどね。


この二つの 姥捨て山の話の語りは同じ人です

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