「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の遊び里歌 其他」から
「桃とり 子とり」


桃とり 子とり
桃とって なにおする
山の奥え つれて行く
桃まだ 青いは 
中のちょんぼり赤いは
赤けりや とれ とれ


注 この遊びかたわ 五、六人で
一人が鬼になって残りの
子供は図のように一列につながり
鬼が一番うしろの子供を
つかまえに行く 先頭の親が
両手をひろげて 子供を
かばう うしろの子供達は
鬼のこない方え にげまわる

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の里歌其他」から
「縄跳び歌」
この遊びは40年前には普通にあった遊び 遊び歌 縄跳びはスポーツのように体育の時間にもしました。元は子供遊びでもあったことです。

大波 小波
ひっくりかやして あっぱっぱ
お次のお方もお入り
はいまあよろし
じゃんけんぽいよ
あいこれよ
まけた おかたわ
出てちょうだい


郵便屋さん お入り
はい まアよろし
手紙が落ちました
一枚 二枚 三枚 四枚
ひろったおかたわ
出てちょうだい

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の里歌其他」から
「ほたるとり」

ホォ ホォ ほたるこい
田の虫こい
あんどの 光で
とんでこい
ホォ ホォ ほたるこい
あーちの水は にがいぞ
こーちの水は あーまいぞ
ホォ ホォ ほたるこい


この絵のように 浴衣を着る機会が少なくなってきました

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の里歌 其他」から
「ずいずいずっころばし」
50年前には近所でこのような遊びが存在していまいた

ずいずいずっこばしごまみそずい
茶つぼにおはれて
とっぴんしゃん
ぬけたらどんどこしょう
俵のねずみが米食ってチュウ
チュウチュウチュウ
お父さんが呼んでも
お母さんが呼んでも
行きっこなあし
井戸の回りでお茶わんかいたのだあれ

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の遊び里歌其他」から
「まりつき歌」
あんたとこ どこさ ひごさ ひごさどこさ
くまもとさ くまもとどこさ せんばさ
せんば山には たぬきが おってさ
それをりょうしがてっぽうでうってさ
にてさ やいてさ 食ってしもた


一番はじめは 一ノ宮
二は日光の東照宮
三はさぬきのこんぴらさん
しはまた しなのの光善寺
五っ出雲の大社 六つ村々地蔵さん
七つ奈良の南円堂
八つ八幡のはちまんさん
九つ高野の弘法さん
すでところの氏神さん
一勺の伊勢さん
一の字がきらいで
一斗一升一合
まあすの お礼を
おさめて 二勺に渡した


二勺の二助さん
二の字がきらいで
二万二千二百億
二斗二升二合まあすの
お礼をおさめて
三勺に渡した


三勺の三助さん
三の字がきらいで 三万三千三百億
三斗三升三合まあすの お礼をおさめて 四勺にわたした
四勺五勺と続いてゆく