「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の里歌其他」から
昭和40年代ぐらいまでは 唄いながら遊びました



「とおりゃんせ」
通りやんせ とおりゃんせ
ここは どこの細道や
天神さまの細道や
ちょっと通して くざさんせ
用事のないもの 通しゃせん
この子が なゝつのお祝いに
お札をおさめに参ります
行きはよいよい
帰りはこはい
こはいながらも
通りゃんせ ゝゝ

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の里歌其」」から
昭和の時代にはあった歌 語り次がれていたものです
バッタ取りの歌


おんめ ののおれ
おんめ 布(のの)織れ
わしゃくだ 巻くわ


バッタ(このあたりでは オンメ又はハタハタともいう)の長い後足を持ってこのような歌を口ずさみながら遊んだ


おんめは 長い後足を動かして はた織を するように体を動かすのである。

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の遊び 里歌其他」から
「トンボとり」



トンボョ トンボ
竿は持っても
お前は刺さぬ
トンボョ トンボ
竿にとまって
休めよ
トンボ
ヤーホー
こんな歌を口ずさみながら長い竹竿の先に
とりもちを付けて 池のふちを飛び回る とんぼ(ヤンバ)
とりをした

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の里歌其他」から
「カゴメ篭目」と同様の歌

中の中の
ほっとけさん
なんで
背がひくいの
とと食て
しょんべん(小便)
なら ひくいね
立って見よ
すわって見よ
後ろにだれがいる

ぼんさん 坊さん
どこへ行くの
私はたんぼの
稲かりに
私しもいっしょに
つれしやんせ
おまえが行くと
じゃまになる
このかんかん坊主
かん坊主
うしろの正面
だアれ

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の遊び里歌」から
「下駄かくし」
この遊びは各自の下駄(履物)を片方だけ図のように並べて歌にあわせて履物を一つ一つ順番に回り歌の最期に当たった下駄の子供が鬼になり目をつむっている間に並べてある 履物を皆かくし鬼がさがし出す遊びと、次に説明する遊びもある。




下駄かくし ちゅれんぼ
橋の下のねずみが
草履をくわえて
チュチュクチュウ
チュ チュク
まんじゅはだれがくた


だれもくわない
わしがくた
表のかんばん
シャミセン屋
裏から回って
三軒目


次の遊びは 下の図のように一人が中に入り座って目をつむる輪になった
子供達は歌を唄いながら回り歌が終わると図のように皆んなが座り中の子供の履物を
かくす中の子供は隠された履物をあてる あてられた子供が鬼になり中へ入る 又歌を唄いながら 同じように遊ぶ